EconThought News - 最新エントリー

---------------------------------------------------
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 ベーシック・インカム日本ネットワーク設立集会のお知らせ
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

★BIJN設立記念国際学術シンポジウム
 「グローバリゼーションと労働の新しい形:ベーシック・インカムをめぐる世界の動き」
  <第一部>
   アンドレア・フマガリ「バイオ資本主義・感情労働・プレカリアート運動」
  日時:3月26日(金)15:30−17:20
  場所:同志社大学今出川キャンパス寒梅館ハーディー・ホール
  <第二部>
   ガイ・スタンディング「グローバリゼーション後の労働」
  日時:3月27日(土)10:00−12:00
  場所:同志社大学今出川キャンパス臨光館2F

★BIJN設立前夜祭
  日時:3月26日(金)18:00−20:30
  場所:同志社大学今出川キャンパス寒梅館地下A会議室

★ベーシック・インカム日本ネットワーク設立集会
 「ベーシック・インカムで繋がれるのか・変えられるのか」
  日時:2010年3月27日(土)13:15−18:15
  場所:同志社大学今出川キャンパス臨光館2F
※詳細については、以下のURLも御覧ください。
http://www1.doshisha.ac.jp/~tyamamor/index.html
http://basicincome.gr.jp/
---------------------------------------------------
 松井名津(松山大学)を代表とする研究グループは,これまで経済学方法論史について定期的に研究会を開催し,議論してまいりました.その成果を中間的に報告すると同時に,議論をさらに深めるために海外からの2名のゲスト(Professor Tony Lawson, Cambridge University, UK; Professor James Alvey, Massey Univerisity, NZ)を招聘し,本年3月22日(月曜日)に嘉悦大学(東京都小平市)にて「Economics and Philosophy in the British History of Economic Thought」と題してシンポジウムを開催します.みなさまのご参加をお待ちしております.

 プログラムについては以下のページをご覧下さい(暫定版).3月上旬にはフルペーパー(最終版)をアップロードする予定です
 http://room409-1.ih.otaru-uc.ac.jp/~deduction_induction/

 当シンポジウムは,科学研究費補助金(基盤研究B21330047:研究代表者松井名津)により支援を受けています.
 http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/21330047

 なお会場のキャパの関係上,参加希望の方は上のページより事前登録をお願いします.3月19日(金曜日)を事前登録の締切とさせていただきますが,それ以前に会場定員を満たした場合にはその時点で締め切らせていただくこともあります.悪しからずご了承下さい.

 シンポジウムについてのお問い合わせは,会場担当の久保真(嘉悦大学)までメールにてお願い申し上げます.

 久保真(mailto:GAG02147[ar mark]nifty.com)
http://www.sophia.ac.jp/J/news.nsf/Content/100302Keynes
--------------------------------------------------
第6回国際ケインズ・コンファランス<上智> ――「世界経済危機とケインズ転換期のマニフェスト」――
   
  
現在、世界経済は、2008年9月のリーマン・ショック以降生じた危機的状況からの脱出を図るべく、諸政府により実施された大がかりな金融財政政策により、ようやくのことで支えられているという状況にある。中国をのぞけば、アメリカ、EU、日本経済の状況は、依然として停滞的混迷下にあり、今後のメドも立っているとは到底いいがたい。

本コンファランスの主要な目的は、こうした資本主義経済の現状ならびに今後の行方を、経済理論、経済政策、ならびに社会哲学などの領域をカバーしながら批判的に議論することである。当該コンファランスを通底するキー・コンセプトは、「転換期のマニフェスト」である。この30年間支配的であった経済学(「新しい古典派」)と社会哲学(「ネオ・リベラリズム」)が、今回の経済危機という現実をまえにしていかに無力・空虚なものであったのかが明らかにされたいま、それに代わる、いわば新たな「ケインズ-ベヴァリッジ」システムの実践と構築が目指されている、という意味である。本コンファランスでは以上のような問題意識のもと、国内外から一線級の経済学者を招聘することにした。

表題にみられるように、国際ケインズ・コンファランスは、今回で6回目になる。これまでのコンファランスで報告されたペーパーをベースに、わたし達は下記の著作を企画した(刊行は今週になる)。本書についての検討も、今回のコンファランスのなかで実施されることになる。

The Return to Keynes, ed. by B. Bateman, T. Hirai and M.C. Marcuzzo, Harvard University Press, Feb. 2010.


今回のコンファランスでは、海外からはイタリア、アメリカ、イギリス、インド、中国から計6名、わが国からは3名の研究者が上記テーマをめぐり報告を行う予定である。40名ほどの研究者の参加を予定しており、従来と同様、経済学史と理論経済学・経済政策論のコラボを目指している。
 
 
 研究者および大学院生の参加を歓迎いたします(席数の関係があり、希望される方はhirai-t[at mark]sophia.ac.jpにお知らせください。お待ちいたしております)。
    
  日 時 :  3月2日 (火)
         3月3日 (水)
  
  会 場 : 上智大学図書館内 9階 L-921会議室
  
プログラム等の詳細はこちら をご参照ください。(PDF)

  (科学研究費補助金・基盤(A)による)
 
主要参加者は以下の通りです。
 
報告者
 
(順不同)
 
海外から

1. Sunanda Sen (Professor of Economics, Jawaharlal Nehru University, New Delhi, India)
2. Luca Fantacci (Assistant Professor, University of Bocconi, Italy)
3. Amos Witztum (Professor, London Metropolitan Business School, UK)
4. Maria Cristina Marcuzzo (Professor, University of Rome , Italy) 
5. Randall Wray (Professor, University of Missouri-Kansas City, USA)
6. Xinhua Liu (Associate Professor, Shaanxi Normal University, China)

日本から
7. 小野善康 (大阪大学教授)
8. 野口旭 (専修大学教授)
9. 平井俊顕(上智大学教授)
 
コメンテーター
(上記の参加者以外の)
10. 河村哲二 (法政大学教授)
11. 渡辺良夫 (明治大学教授)
12. 佐藤方宣 (大東文化大学特任講師) 


  チーフ・オーガナイザー:平井俊顕(上智大学経済学部教授)
--------------------------------------------------
 http://www.tufs.ac.jp/info/events.html#100212
 http://www.tufs.ac.jp/insidetufs/doc/10011301.pdf
---------------------------------------------------------------------
●アラン・カイエ講演会(同時通訳あり)
日時:2010年2月12(金)
時間:18:00〜19:30
司会:西谷修(東京外国語大学大学院教授)
講演:Alain Caillé(パリ第10大学教授、MAUSS代表)

●ラウンド・テーブル(同時通訳あり。)
日時:2010年2月13(土)
時間:13:00〜17:00
ゲスト:アラン・カイエ
討議者: 渡辺公三(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
西谷修(東京外国語大学大学院教授)
真島一郎(東京外国語大学AA研准教授)
マルク・アンベール(日仏会館フランス側館長)
司会:中山智香子

会場:東京日仏会館

【カイエ紹介】
アラン・カイエ(Alain Caillé, 1944- )
現在パリ第10大学(ナンテール)社会学教授で、「経済・組織・社会」の博士
コースを指導するとともに、SOPHIPOL(政治的・社会学/哲学/人類学ラボラト
リー)の共同代表を務めるが、なにより雑誌MAUSS(Mouvement
Anti-Utilitariste dans les Sciences Socials 社会科学における反功利主義運
動)の創始者にして主幹として知らる。
モース雑誌(La revue du MAUSS)は、社会科学と政治哲学を学際的に横断する
研究誌として1981年に創刊され、Editions La Découverte から刊行されるとと
もに、ウェヴサイト(www.revuedumauss.com)も展開し、近年は活発な議論のた
めのジャーナル・サイト(www.journaldumauss.net)も設けている。

【企画趣旨】
わたしたちが現在MAUSSにあらためて注目するのは、この知的運動体がすでに四
半世紀以上にわたって、現代の経済主義的社会統治の原理的批判を展開し、オル
タナティヴ理論の共同的練成に向けてたゆまぬ活動を続けてきたからです。
 2008年秋以降の世界経済危機は、たんにアメリカ式金融システムの破綻、ある
いは新自由主義的統治イデオロギーの失墜というにとどまらず、さらに長い射程
で、産業システムを軸とした経済主義的社会形成全般の危機を露呈したものと見
ることができます(ここで資本主義という用語をあえて避けるのは、事態を資本
主義/社会主義あるいは右派/左派といった、歴史的負荷の大きい硬直した理論
的枠組みの中に落とし込んでしまわないためです)。
 現在の経済危機の淵源とみなされる70年代初頭のドルの変動相場制への移行
は、アメリカに新自由主義を台頭させ、これがやがて英米で主導権をとって以
来、情報革命と「壁の崩壊」による市場一元化を通してグローバル化のイデオロ
ギーとなり、市場原理主義を世界に広めました。その結果、政治が後退する経済
主義的な世界統治が語られもしましたが、ただしこの統治システムは「テロとの
戦争」という超国家的「安全」保障体制を要請していました。そしてわれわれが
現在目の当たりにしているのは、この新たな戦争レジームと新自由主義的統治の
二重の破綻です。付言するなら、経済と軍事のカップリングによって政治をはじ
き出そうとしたこのグローバル世界統治システムとは、植民地支配として展開さ
れた産業化以後の西洋主導の世界化プロセスを、アメリカ的「自由」のイデオロ
ギーによって更新し、永続化するための装置だということです。
 けれども、振り返ってみればその端境のころ、つまり1970年代初頭から、産
業・経済主義的社会組成に対する根本的な異論や批判が現れてきていました。す
でにK・ポランニーの市場経済批判がありましたが、N・ジョージェスク=レー
ゲン、I・イリッチらが登場し、正統的経済学(新古典派)や経済主義的ヴィ
ジョンを支えていた「成長神話」が批判されるようになります。フランスではア
ンドレ・ゴルツやフランソワ・パルタンなどが、多様な角度からの批判が展開し
ました。
 その流れを受けて、たんに新しい経済学を構想するのではなく、経済学を軸と
した社会科学全般に浸透する「功利主義」そのものを審問して、人間社会を考察
する別の知の方法を人文・社会科学の横断的な共同作業によって練成しようとい
う目的で創設されたのがMAUSSです。いうまでもなくこの命名は、西洋近代の経
済観念に「贈与」の概念で異論を突きつけたM・モースの名にかけられています。
わたしたちの科研グループでは、経済や政治が根本的に問われているこの時期
に、すでに必要な方向に向けて四半世紀の活動を展開してきたMAUSS代表のアラ
ン・カイエ氏を招き、その経験と成果について報告を受けるとともに、日本の関
係者、関心を共有する方がたと議論の機会を作ることにいたしました。    
                        (文責:西谷)

Alain Caillé 主要著作―――――――――――――――――――――――――――――――
Théorie anti-utilitariste de l'action:Fragments d'une sociologie
générale, Editions La Découverte, 2009.
Don, intérêt et désintéressement:Bourdieu, Mauss, Platon et quelques
autres, Editions La Découverte, 2005.
Dé-penser l'économique:Contre le fatalisme, Editions La Découverte, 2004.
Critique de la raison utilitaire, Editions La Découverte, 2003
The World of the Gift, Mcgill Queen’s University Press, 1999.

主催:科学研究費プロジェクト(「戦争・経済・メディアから見るグローバル世 界秩序の複合的研究」(研究代表者:西谷修))
共催:『マルセル・モース研究―社会・交換・組合』(AA研共同研究プロジェクト)
会場提供:東京日仏会館フランス事務局
 モンペルラン協会主催のハイエク・エッセイ・コンテスト。

 締め切りは2010年5月31日。 

http://www.montpelerin.org/essay.cfm
---------------------------------------------------------------------
■ 2010 Hayek Essay Contest

Examine whether authoritarian capitalism is a viable alternative to its Western liberal version, to promote long term economic growth and development.

Prize Information
First prize: $2500 cash award + travel grant*
Second prize: $1500 cash award + travel grant*
Third prize: $1000 cash award + travel grant*

The Hayek Essay Contest is open to all individuals 35 years old or younger. Entrants should write a 5,000 word (maximum) essay. Essays are due by mail on May 31, 2010 and the winners will be announced on July 15, 2010. Essays should be submitted in English only. Electronic versions should be sent to: mps@heritage.org. Prize information and additional details are available from:

The Mont Pelerin Society
P.O. Box 7031
Alexandria, Virginia, 22307, USA
Or via email at www.montpelerin.org/contact.cfm.

*Travel grant includes coach class airfare to our 2010 General Meeting in Sydney, registration fee, and some meals. Hotel, food, and other expenses will be the responsibility of the attendee.
今後の予定
予定なし

新たな予定

カレンダー
前月2024年 4月翌月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
<今日>