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ポール・コリア 『エクソダス』 みすず書房、2019年9月

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目次

プロローグ

第I部 疑問と移住プロセス

第1章 移民というタブー

第2章 移住はなぜ加速するのか
繁栄の4本の柱/所得格差が移住にどう影響するか/均衡が必要ない理由/モデルの導入/事実とそれが示唆するもの

第II部 移住先の社会――歓迎か憤りか?

第3章 社会的影響
相互共感/相互共感――信頼と助け合い/移民の文化/移住、信頼、助け合い/いくつかの事例的逸話/相互共感と公正/ディアスポラの吸収率/ディアスポラの吸収と内訳/移民の吸収と態度――移住者なのか入植者なのか/多文化の二つの意味/同化と融合/分離主義と入植者/先住人口の移民に対する態度と吸収/吸収率と受入国政府の政策

第4章 経済的影響
賃金への影響/住居への影響/移民例外論の影響/高齢化の相殺に移民は必要か?/技能不足を埋めるのに移民は必要か?/移民の流入は国外流出を誘発するか?/ゲストワーカーの経済学

第5章 移民政策を取り違える
経済的・社会的影響を組み合わせる/パニックの政治経済

第III部 移民――苦情か感謝か?

第6章 移民――移住の勝ち組
移民が移住の勝ち組になる理由/移住による利益は誰のもの?/投資としての移住/どうぞ入れてください/命綱/ドラマチックな含意

第7章 移民――移住の負け組

第VI部 取り残された人々

第8章 政治的影響
国外移住はより良いガバナンスへの圧力を生むか?/国外移住は善き指導者の供給を増やすのか?

第9章 経済への影響
「頭脳流出」は正しい懸念なのか?/やる気の流出はあるのか?/仕送り/国外移住は人口過密を緩和するか?

第10章 取り残された?
援助としての移住

第V部 移民政策を再考する

第11章 国家とナショナリズム
イギリス人のためのイギリス?/コミュニティか個人か?/国家はコミュニティか?/国民的アイデンティティは急速な移住と調和しているか?

第12章 移民政策を目的に合致させる
移住を規制する権利/移民――加速原則/取り残された人々――幸福な中間地点/先住人口――メリットとデメリット/政策パッケージ/上限/選択性/統合/不法移民を合法化する/政策パッケージの仕組み/結論――収束する経済、分岐する社会

索引/原注/参考文献
淵田 仁 『ルソーと方法』 法政大学出版局、2019年9月

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目次

はじめに
序論 方法をめぐる問い
 第一節 問題構成
  (a)方法への嫌悪とその不在、山師ルソー
  (b)ヴァンセンヌのイリュミナシオン、方法なき哲学者の起源
  (c)体系と方法
  (d)哲学と方法
  (e)本書の問い
 第二節 方法をめぐる諸解釈
  (a)発生論的/系譜的方法というイメージ
  (b)方法としての起源の探求
 第三節 本書における方法と限界
 第四節 論文構成

第一部 認識の方法

 問題設定
第一章 コンディヤックの分析的方法
 第一節 経験論と分析
 第二節 分析的方法の内実
 第三節 総合的方法と原理批判
 第四節 分析の諸問題
 第五節 自同性原理
第二章 ルソーの能力論
 第一節 ドン・デシャンに対するルソーの応答
 第二節 能力としての理性の位置
  (a)理性と能力
  (b)自由と自己改善能力
  (c)力能と能力
 第三節 飛躍の問題
第三章 分析への抵抗と批判
 第一節 『道徳書簡』第二書簡の文脈
 第二節 分析批判その一──内的感覚
  (a)原初的真理としての内的感覚
  (b)「自然の感覚」──モラリスト的痕跡
  (c)命題としての原初的真理
 第三節 分析批判その二──自同性原理への懐疑
 第四節 分析批判のひとつの起源──『化学教程』の一解釈

第二部 歴史の方法

 問題設定
第四章 「歴史家」の問題
 第一節 ルソーの凡庸な歴史観?
 第二節 『エミール』における歴史批判
 第三節 歴史家の条件──ルソーのトゥキディデス評価
 第四節 歴史家ルソーの二つの形象
第五章 『人間不平等起源論』における歴史記述
 第一節 起源の位相
  (a)問いの書き換え
  (b)「起源」概念──コンディヤック再訪
 第二節 『人間不平等起源論』における批判
  (a)先行者たちへの批判
  (b)自然状態と社会状態における断絶の問題
 第三節 自然状態の措定とその正当化の戦略
 第四節 歴史叙述の方法
第六章 自己の歴史の語り
 第一節 誤解の修正──「マルゼルブへの手紙」
 第二節 証拠の問題──『ボーモンへの手紙』
  (a)法廷の創設
  (b)「私のお決まりの方法」
 第三節 「すべてを語る」が要請するもの──『告白』

結論 山師とは誰か

  あとがき
  文献表
  事項索引
  人名索引
大河内 昌『美学イデオロギー―商業社会における想像力』名古屋大学出版会、2019/10/25

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目次

序 論
     本書の目的
     本書の構成
     本書の方法論

  第吃堯‘仔租学における美学

第1章 シャフツベリーにおける美学と批評
     情念という問題
     美と徳の同一化
     熱狂としての徳
     情念の規制
     洗練と批評
     美学と批評

第2章 趣味の政治学
      —— マンデヴィル、ハチソン、ケイムズ
     趣味とは何か
     マンデヴィルとイデオロギー
     ハチソンと徳の美学化
     ケイムズと神の摂理
     結 論

第3章 ヒュームの趣味論
     イギリス趣味論の政治的背景
     ヒュームの2つの顔
     趣味とは何か
    「趣味の規準について」
     正義と想像力
     政治と虚構
     想像力の統制

第4章 ヒュームの虚構論
     リアリズム小説という逆説
     虚構と現実の区別
     現実に内在する虚構
     ヒュームの虚構論とリアリズム小説

第5章 ヒューム、スミスと市場の美学
     社会理論と美学
     想像力の両面的地位 —— ヒュームの例
     想像力の両面的地位 —— スミスの例
    『国富論』における貨幣論
     商業社会と想像力

第6章 バークの崇高な政治学
      ——『崇高と美の起源』から『フランス革命の省察』へ
     美学と政治
     バークの崇高論
     バークのフランス革命論
     バークの反形而上学
     想像された身体
     政治の美学化

第7章 身体の「崇高な理論」
      —— マルサスの『人口論』における反美学主義
     身体の登場
     政治論争の中の『人口論』
     ゴドウィンの完成可能性
     限界としての身体
     統計学という修辞法
     人口という崇高な対象
    『人口論』と美学イデオロギー

第8章 市民社会と家庭
      —— メアリー・ウルストンクラフトの『女性の権利の擁護』
     フェミニズム、急進主義、反美学主義
     本質主義の批判
     階級と性の問題
     家庭と徳
     女子教育という問題
     社会契約と性的契約

  第局堯(験悗砲ける政治・法・商業

第9章 家庭小説の政治学
      —— リチャードソンの『パミラ』
     家庭小説と女性の徳
     女性の徳と交換価値
     愛の不随意性
     家庭小説の役割

第10章 徳と法のあいだ
      —— リチャードソンの『クラリッサ』
     女性的な徳
    『クラリッサ』における法と倫理
     道徳と想像力
    『クラリッサ』における法の介入

第11章 商業社会の英雄譚
      ——『序曲』におけるワーズワスの記憶術
     個人的叙事詩という逆説
     商業の問題
     過去の再記述
     文学の社会的使命

第12章 ワーズワスと崇高
     ピクチャレスクと崇高
     ワーズワスと崇高
     蛭取り老人における崇高と労働
     盲目の乞食
     乞食の「物語」と言語的崇高

第13章 『フランケンシュタイン』と言語的崇高
     アレゴリー化できないもの
    『フランケンシュタイン』と崇高美学
     18世紀イギリスの崇高美学
     言語がもたらす崇高
     言語的崇高と物質性の問題

第14章 コールリッジの『文学的自叙伝』
      —— 商業、文学、イデオロギー
     はじめに
    『文学的自叙伝』と断片性の問題
     読者と市場原理
     商業主義への批判
     象徴の役割
     ロマン主義のイデオロギー

第15章 コールリッジの政治的象徴主義
      ——『政治家必携』における修辞法とイデオロギー
     美学、政治、ロマン主義
     二項対立の機能不全
     象徴、時間、歴史
     政治学としての解釈学
     象徴の自己解体
     象徴と美学イデオロギー

第16章 国家を美学化するということ
      —— コールリッジの後期作品における文化理論の形成
     文化という問題
     美学化された国家
     コールリッジの商業観
     商業と文学
     国家の理念
     政治学としての解釈学

 あとがき
 注
 主要参考文献
 索 引
平田清明 『フランス古典経済学研究』 日本経済評論社、2019/10/7

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目次

第一部 フランス古典経済学の基本性格
序 言:フランス古典経済学の復位
第一論文:フランス古典経済学の理論的(基本)性格
ケネー『経済表』とシスモンディ『新原理』の理論的統一性
第二論文:再生産過程把握における生産資本循環の意義
古典経済学研究の理論的基準確定のために

第二部 ケネーにおける自然法思想と経済学 イギリス古典経済学(スミス)との関連において
第一論文:Aケネーにおける動物生理学と政治経済学
Bフィジオクラシィと経済科学
第二論文:AケネーとスミスI 『国富論』第四篇における「農業主義」批判をめぐって
BケネーとスミスII スミスの重農主義批判

第三部 シスモンディの再生産=蓄積論と分割地所有論 フランス古典経済学の独自的性格
第一論文:シスモンディ経済学の再検討 その再生産=蓄積論の基本構成をめぐって
第二論文:シスモンディの分割地所有論 経済学的ロマン主義の特徴づけに寄せて

補 論
Aスミスとシスモンディ B分割地所有と地代範疇 C分割地所有と土地価格
平田清明記念出版委員会編 『平田清明著作 解題と目録』 日本経済評論社、2019/10/7

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目次

まえがき
著作解題
『経済科学の創造』 『市民社会と社会主義』
『経済学と歴史認識』 『社会形成の経験と概念』
『コメンタール「資本」』(全4冊)
『新しい歴史形成への模索』 『経済学批判への方法序説』
『異文化とのインターフェイス』 『自由時間へのプレリュード』
『市民社会とレギュラシオン』 『市民社会思想の古典と現代』
『平田清明 市民社会を生きる』
追悼論稿一覧 略年譜 著作目録
イシュトファン・ホント 『商業社会の政治学――ルソーとスミス』 田中秀夫監修、村井明彦訳、昭和堂、2019/10/23

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目次

凡  例
献  辞[Acknowledgments]
編者序文[Editors’ Introduction]
テクストに関する注記[A Note on the Text]

第一章 商業的社交性:ジャン‐ジャック・ルソー問題
[Commercial Sociability: The Jean-Jacques Rousseau Problem]

第二章 商業的社交性:アダム・スミス問題
[Commercial Sociability: The Adam Smith Problem]

第三章 統治の歴史:判事が先か法が先か
[Histories of Government: Which Comes First, Judges or the Law?]

第四章 統治の歴史:共和国、不平等、革命
[Histories of Government: Republics, Inequality, and Revolution?]

第五章 経済学:市場、家政、見えざる手
[Political Economy: Markets, Households, and Invisible Hands]

第六章 経済学:ナショナリズム、競い合い、戦争
[Political Economy: Nationalism, Emulation, and War]

解  説 イシュトファン・ホント:その仕事と人生
索  引[Index]
森田長太郎 『経済学はどのように世界を歪めたのか――経済ポピュリズムの時代』 ダイヤモンド社、2019年9月

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目次

プロローグ


第1章 主流派経済学の起源

アダム・スミスの分裂 ── 国富論 vs 道徳感情論
現代に蘇るアダム・スミス
「合理的経済人」を生んだニュートン物理学
「新しい市場」の誕生
アシュケナージ系ユダヤ人と東西冷戦下の米国

第2章 市場至上主義の時代

二つの数学
スワップ市場の誕生
LIBORという「魔法の杖」
平和の配当とグリーンスパンの時代
遅れてきた日本の市場信仰

第3章 経済学の黄昏

主流派経済学の限界
高精度の「バーチャル・リアリティ」へ
心理学からの挑戦
ノーベル賞と「ビジネスとしての経済学」
経済学のフロンティアとしての金融政策

第4章 金融政策の本質

もし中央銀行が存在しなければ
現代の経済を決定付ける「貯蓄」の存在
リスクプレミアムという概念
「金融政策」の本質とは何なのか?
宗教としてのインフレ・ターゲット政策

第5章 日本経済という実験場

発見されたジパング
リフレ派の登場
「デフレ」という都合のよいワード
「デフレが諸悪の根源」というナラティブ
エモーショナルな日銀批判の発生
マネタリズムの実験

第6章 社会の中の中央銀行

「ポピュリズム」の問題
サイレント・マジョリティ
非多数派機関としての中央銀行
欧米に先行した日本の政治構造の変化
日本における「右傾化」の意味

第7章 経済ポピュリズム

ネットとリフレ論
経済ポピュリズム
歴史の中のQQE
マクロ経済政策を経済以外の観点から議論する時代

第8章 経済学の未来

経済学は将来を予測できるようになるのか?
「新しい市場」を巡るモラル
「AI」と「脳科学」への挑戦
「データサイエンス」と経済学
経済学者の社会的責任

エピローグ
ジョエル・モキイア 『知識経済の形成――産業革命から情報化社会まで』 長尾伸一・伊藤庄一訳、名古屋大学出版会、2019年9月

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目次

序 文

第1章 技術と人間の知識の問題
     はじめに
     有用な知識 —— いくつかの定義
    「有用な知識」の理論
     有用な知識の歴史的進化
     有用な知識と社会科学

第2章 産業啓蒙主義
      —— 経済発展の根源
     はじめに
     産業革命期の知識、科学、技術
     知識革命
     結 び

第3章 産業革命とそれを越えて
     はじめに
     第1次産業革命
     第2次産業革命
     第3次産業革命か?
     有用な知識と経済成長

第4章 技術と工場制
     はじめに
     産業革命と工場の勃興
     工場化の意義
     工場化の説明
     産業革命以後の工場
     将来の展望

第5章 知識、健康、家庭
     はじめに
     家庭の知識と健康の単純モデル
     3つの科学革命
     知識、説得、家庭行動
     家政学と家事労働
     補 遺

第6章 知識の政治経済学
      —— 経済史におけるイノベーションとそれに対する抵抗
     はじめに —— 選択と知識
     制度と技術
     市場か政治か? 抵抗の経済史
     政治経済学と産業革命
     カードウェルの法則再考
     結 び

第7章 制度、知識、経済成長

 参照文献
 監訳者あとがき
 図表一覧
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