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畑山要介『倫理的市場の経済社会学――自生的秩序とフェアトレード』学文社、2016年11月

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目次

まえがき

序章 問題の所在

はじめに
1 倫理的市場の台頭
2 フェアトレードの「転換」
3 行為と秩序の連関
4 規範・諒解・共生
補論 予備的考察――経済社会学の基礎カテゴリー
(1)価値と交換(2)市場と競争(3)公正な取引(4)慣習律と制定律
結び

吃堯[冤的市場の理論

1章 自生的秩序としての倫理的市場
   ――「倫理的市場のパラドクス」の脱パラドクス化
はじめに
1 倫理的市場とは何か
2 倫理的市場のパラドクス
3 自生的秩序論の理論的認識
(1)メンガーの問い(2)ハイエクの自生的秩序論
4 主観主義
(1)シュッツによるパーソンズへの批判
(2)目的動機と理由動機
5 ルールに従うとはいかなることか
(1)パースペクティブの反射
(2)いかにしてルールは学習されるか
6 経済の社会的制御
(1)埋め込み概念と開放システム理論
(2)オートポイエティック・システム
(3)埋め込みから構造的カップリングへ
結び

2章 社会的経済と倫理的市場の分水嶺
   ――K.ポランニーとF.ハイエクの社会観をめぐって
はじめに
1 2つの「ホモ・エコノミクス批判」
2 ポランニーによる新古典派経済学批判とその射程
(1)市場経済の特殊性(2)人間の経済(3)機能的社会主義
3 ハイエクによる新古典派経済学批判とその射程
(1)均衡分析批判(2)市場と抽象的ルール(3)設計主義的合理主義批判
4 2つの社会観の分水嶺
(1)共通点と相違点の整理(2)ツリー型社会とリゾーム型社会
5 ハイエクの理論と倫理的市場
(1)「社会正義」批判 (2)ハイエクにおける利他の位置
結び
I部の結び

局堯.侫Д▲肇譟璽匹療彰

3章 フェアトレードの市場志向的転換――歴史的展開とその構造的背景
はじめに
1 フェアトレードの多層性
2 フェアトレードのルーツ
(1)慈善貿易 (2)開発貿易 (3)連帯貿易
3 市場経済に対する抵抗運動への発展
(1)自由市場への抵抗 (2)国際協会の設立
4 市場志向的転換とメインストリーム化
(1)市場志向の台頭 (2)カフェダイレクトの革新
5 転換の社会的背景
(1)ポスト福祉国家的社会編成とNPOの経営論的転回
(2)社会的企業と企業の社会的責任の台頭
6 認証ラベル制度とその影響
(1)認証ラベル制度の登場とその拡大
(2)2000年代におけるフェアトレードの普及
(3)日本のフェアトレード事情
結び

4章 認証ラベルの機能 ――経済と社会の構造的カップリング
はじめに
1 フェアトレード市場の形成
2 FLO認証の仕組み
3 FLO認証の基準
(1)一般基準 (2)商品別基準
4 認証制度による経済システムの自己規制
(1)企業の合理的選択としての認証取得 (2)経済と社会の構造的カップリング
5 市民規制の原理
(1)規制のプライバタゼーション (2)外部制御から内部制御へ
6 認証ラベル間競争とその意味
(1)レインフォレスト・アライアンス認証(2)競争を通じたルール
結び

5章 認証ラベル論争の分析と解釈――提携型フェアトレードと認証型フェアトレード
はじめに
1 論争の背景と経過
(1)論争のコンテクスト(2)認証ラベル論争への発展とその経過
2 提携型からの批判
(1)第1の論点――フェアトレードの普及に関する逆機能
(2)第2の論点――対価の享受の限定性
3 認証型からの応答
(1)第1の論点に対する応答――「社会の目」の内部化
(2)第2の論点に対する応答――機会の公正
4 論争をめぐる解釈
(1)市場と公正
(2)提携型の限界/認証型の限界
結び

敬堯[冤的市場の展開

6章 民衆交易事業の展開と現状――岐路に立つ提携型フェアトレード
はじめに
1 民衆交易の背景と問題意識
(1)途上国における構造的暴力への抵抗
(2)日本における市民的オルタナティブの実現
2 事業の形成と展開
(1)バランゴンバナナの輸入の開始
(2)事業の経過
(3)非営利活動としての民衆交易
3 民衆交易の条件
(1)ATJの商品販売経路とその消費者像
(2)生活クラブの社会観
4 個人化のなかの生協と民衆交易
(1)生協を取り巻く環境の変容
(2)変化のなかの民衆交易
5 岐路に立つオルタナティブ
結び

7章 People Treeのファッション化戦略
   ――社会的企業によるフェアトレードの意義
はじめに
1 サフィア・ミニーとPeople Tree
(1)チャリティではなくビジネスで
(2)People Treeの事業形成の過程
2 People Treeの戦略
(1)ファッションとしてのフェアトレード
(2)オピニオン・リーダーを通じた宣伝
(3)舞台としての消費社会
3 フェアトレード・ファッション
(1)影響力の不可欠性
(2)オルタナティブ・ヘドニズム
(3)ツリー型からリゾーム型へ
4 フェアトレード・ファッションの課題
(1)企業家とリスク
(2)リスクの請け負いの公正
結び

8章 倫理的消費の台頭
   ――自由選択を通じた公共社会の形成
はじめに
1 消費社会と倫理的消費
(1)消費社会批判と消費者運動
(2)消費者運動から倫理的消費へ
2 消費の脱物質主義的転回
(1)脱物質主義化論
(2)高度消費社会の特徴としての倫理的消費
3 倫理的消費者の特徴
(1)倫理的消費者像の分類
(2)自己実現欲求にもとづいた倫理的選択
4 フェアトレード商品の購入者層の分析
(1)フェアトレード商品の購入者の概要
(2)変数
(3)分析結果
結び

終章 倫理的市場の行方
はじめに
1 ニーズを通じた経済システムの制御
2 消費者主権の陥
3 目的合理性と価値合理性
4.ニーズからルールへ
結び
フランク・トレントマン『フリートレイド・ネイション――イギリス自由貿易の興亡と消費文化』田中裕介訳、NTT出版、2016年11月28日

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 また服部正治氏による原書の書評がこちらの『経済学史研究』51巻1号にあります。
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目次

序章 自由貿易と政治文化

第一部 自由貿易国民の成立
 第一章 自由貿易の物語
 第二章 パンとサーカス
 第三章 グローバル化の不安
 訳者あとがき(田中裕介)

第二部 解体
 第四章 分裂する消費者
 第五章 神の見える手
 第六章 失われる利益
 第七章 最後の日々
蝶名林 亮『倫理学は科学になれるのか――自然主義的メタ倫理説の擁護』勁草書房、2016年9月

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目次

第1章 現代メタ倫理学の見取り図
第2章 自然主義的道徳的実在論
第3章 自然主義のための説明的論証
第4章 ボイドによる「規範倫理理論による論証」の提案
第5章 理論論証の擁護
第6章 理論論証と非自然主義的な規範倫理理論
第7章 理論論証への反論(1)―経験的反論
第8章 理論論証への反論(2)―哲学的反論
第9章 自然主義のさらなる強固な擁護へむけて
川俣雅弘 『経済学史 (経済学教室) 』培風館、2016年10月

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目次

経済学史とは何か
重商主義とフィジオクラシー
スミスと経済学の成立
リカードの経済学
イギリス古典派経済学の展開:マルサスとミルの経済学
マルクス経済学
限界理論の先駆者と競争市場の理論
ジェヴォンズの経済学
ワルラスの一般均衡理論とローザンヌ学派
メンガーの経済学とオーストリア学派
マーシャルの経済分析とケンブリッジ学派
ケインズとマクロ経済学の展開
一般均衡理論の展開
社会的選択と厚生
ゲーム理論と現代経済学の潮流
フリードリヒ・ハイエク 『隷従への道』村井章子訳、日経BPクラシックス、2016年10月18日

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目次

第1章 放棄された道
第2章 偉大なユートピア
第3章 個人主義と集産主義
第4章 計画の「必然性」
第5章 計画と民主主義
第6章 計画と法の支配
第7章 経済の管理と全体主義
第8章 誰が、誰を?
第9章 保障と自由
第10章 最悪の人間が指導者になるのはなぜか
第11章 真実の終わり
第12章 ナチズムを生んだ社会主義
第13章 いまここにいる全体主義者
第14章 物質的な条件と観念的な目標
第15章 国際秩序の要望
結論
根井雅弘 『ガルブレイス:異端派経済学者の肖像』白水社、2016年8月

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目次

序章

一章 価格皇帝見習
 一 ケインズ経済学のアメリカ上陸
 二 価格統制をめぐって
 三 アメリカ資本主義への関心

第二章 異端の経済学
 一 正統と異端
 二 依存効果と社会的アンバランス
 三 ケネディ政権の内と外

第三章 大企業体制の光と影
 一 「テクノストラクチュア」の台頭
 二 「新しい産業国家」論争
 三 計画化体制と市場体制

第四章 リベラリズムと批判精神
 一 保守主義の復活に抗して
 二 「満足の文化」への警告
 三 経済学史の中のガルブレイス

終章

参考文献
野沢敏治 『内田義彦─―日本のスミスを求めて」社会評論社、2016年8月

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目次

前編 戦中・戦後の青年たちの軌跡
機‘本型経済の仕組みとその崩壊――山田盛太郎『日本資本主義分析』
供〇駛楴腟舛旅渋な册
掘‘本精神による近代批判とそれへの反批判
検 峪毀閏匆饑椎」による新たな資本主義認識と政治主体の探求

後編 市民社会の経済学の成立
機‘眦諜蘇Г寮鐫罎量郎
供\鏝紊諒發
掘 愀从儚悗寮乎臓戞宗愁好潺垢肇泪襯ス
ミシェル・ヴィノック 『ミッテラン――カトリック少年から社会主義者の大統領へ』大嶋厚訳、吉田書店、2016年8月

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目次

日本語版への序文

まえがき
第1章 「バレス的な少年」
第2章 フランシスク勲章とロレーヌの十字架
第3章 永遠の大臣
第4章 アルジェリアの暴風
第5章 共和国の長衣(トーガ)をまとって
第6章 改宗者
第7章 四〇万票差で
第8章 勝利
第9章 社会主義との別れ
第10章 君主
第11章 偉大さを求めて
第12章 治世の終わり
エピローグ

訳者あとがき
【付録】フランスの選挙制度について
原注
一次資料、参考図書および映像資料
フランソワ・ミッテラン略年譜
事項索引
人名索引