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野沢敏治 『内田義彦─―日本のスミスを求めて」社会評論社、2016年8月

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目次

前編 戦中・戦後の青年たちの軌跡
機‘本型経済の仕組みとその崩壊――山田盛太郎『日本資本主義分析』
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掘‘本精神による近代批判とそれへの反批判
検 峪毀閏匆饑椎」による新たな資本主義認識と政治主体の探求

後編 市民社会の経済学の成立
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ミシェル・ヴィノック 『ミッテラン――カトリック少年から社会主義者の大統領へ』大嶋厚訳、吉田書店、2016年8月

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目次

日本語版への序文

まえがき
第1章 「バレス的な少年」
第2章 フランシスク勲章とロレーヌの十字架
第3章 永遠の大臣
第4章 アルジェリアの暴風
第5章 共和国の長衣(トーガ)をまとって
第6章 改宗者
第7章 四〇万票差で
第8章 勝利
第9章 社会主義との別れ
第10章 君主
第11章 偉大さを求めて
第12章 治世の終わり
エピローグ

訳者あとがき
【付録】フランスの選挙制度について
原注
一次資料、参考図書および映像資料
フランソワ・ミッテラン略年譜
事項索引
人名索引
飯田和人・高橋聡・高橋輝好 『現代資本主義の経済理論』日本経済評論社、2016年8月

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目次

序章 経済学の方法と本書の構成
第1章 市場の基本構造とその特質
第2章 近代的企業システムとしての資本
第3章 剰余価値の理論
第4章 再生産と産業連関
第5章 諸資本間の競争と利潤
第6章 資本主義経済と失業
第7章 資本主義経済と消費
第8章 商業資本、銀行資本そして信用制度
第9章 恐慌・景気循環論
第10章 現代資本主義論
植村邦彦 『ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性――世界システムの思想史』平凡社、2016年6月

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目次

序章 ハンナ・アーレントとローザ・ルクセンブルク
第1章 ルクセンブルク―資本主義の不可能性
第2章 レーニンからロストウへ―二つの発展段階論
第3章 フランク―「低開発の発展」
第4章 アミン―「不等価交換」
第5章 ウォーラーステイン―「近代世界システム」
第6章 アリギ―「世界ヘゲモニー」
終章 資本主義の終わりの始まり
稲葉振一郎 『不平等との闘い――ルソーからピケティまで』文春新書、2016年5月

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目次

0 はじめに 18世紀のルソーから、21世紀へのピケティへと回帰してみる
ルソー『人間不平等起源論』/スミス『国富論』
 
1 スミスと古典派経済学
資本主義のもとでの不平等

2 マルクス 労働力商品
「労働力」の発見/技術革新が失業者を生む?/原因は“資本蓄積”/技術革新の思想

3 新古典派経済学
民主化の時代の成立/「誰もが資本家になりうる」可能性/「人的資本」という視点

4 経済成長をいかに論じるか
新古典派はなぜ成長と分配問題への関心を低下させたか/技術革新と生産性との関係

5 人的資本と労働市場の階層構造
労使関係の変容/「発展段階論」による歴史変化の説明/労働者間の格差は「人的資本」

6 不平等ルネサンス(1)
はっきりしない「成長と分配」の理論

7 不平等ルネサンス(2)
「生産と分配の理論」のモデルを考える/格差は温存されるか、平等化が実現するか

8 不平等ルネサンス(3)
不平等は悪なのか?―ルソーとスミスの対決からピケティへ

9 ピケティ『21世紀の資本』
インフレを重視/「r〉g」は歴史的に常態

10 ピケティからこころもち離れて
ピケティの論敵たち/論じていない格差問題
中野力 『人口論とユートピア――マルサスの先駆者ロバート・ウォーレス』昭和堂、2016年5月

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目次

はじめに

第1章 マルサスの先駆者としてのウォーレスの経済論と人口論――海外四学位論文をめぐって

第2章 ロバート・ウォーレスの宗教論――前期ウォーレス

第3章 1740年代のウォーレス――ウォーレスの経済論の萌芽

第4章 1750年代前半のウォーレス――『人口論』と『従順な服従』

第5章 1750年代後半のウォーレス(1) ロバート・ウォーレスと「『ダグラス』論争」――演劇とスコットランド教会

第6章 1750年代後半のウォーレス(2) ロバート・ウォーレスとジョン・ブラウンの政治・経済思想

第7章 1760年代のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスの描くユートピア――人智と神慮との関連で

第8章 1760年代のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとモーペルテュイの幸・不幸論

第9章 1760年代のウォーレス(3)ロバート・ウォーレスとケイムズ卿の自由・必然論

第10章 ウォーレス、ゴドウィン、マルサスの人口論とユートピア――マルサスの先駆者としてのウォーレス

第11章 ウォーレスとマルサスの人口論――ハズリットのマルサス批判を中心に
栗田啓子・松野尾 裕・生垣琴絵編著 『日本における女性と経済学――1910年代の黎明期から現代へ』北海道大学出版会、2016年4月


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目次

はじめに 栗田啓子

第1部 女性への経済学教育――新渡戸稲造と森本厚吉
第1章 日本における「女性と経済学」の起点――1910~20年代、山川菊栄の論説にそくして 松野尾裕
第1節 はじめに
第2節 山川菊栄の登場
第3節 女性に対する経済学教育
1 高等教育改革
2 反動の中で
第4節 女性の要求
第5節 むすび

第2章 女子高等教育におけるリベラル・アーツと経済学――東京女子大学実務科とは何だったのか 栗田啓子
第1節 はじめに
第2節 女子高等教育への期待
1 女子高等教育の成立と展開
2 女子高等教育というミッション
第3節 リベラル・アーツと人格教育
1 「高等なる知識」と「自学自習」
2 女性に対する人格教育の必要性
3 リベラル・アーツと「良妻賢母」
4 リベラル・アーツと職業教育
第4節 リベラル・アーツと経済学
1 東京女子大学実務科の構想
2 女子経済学教育の社会的意義
3 「高等なる教育」における経済学
4 実務科における経済学教育
第5節 経済学教育の成果
1 経済学教育の学生への影響
2 卒業生の進路
第6節 おわりに

第3章 森本厚吉の女子経済教育 生垣琴絵
第1節 はじめに
第2節 経済学者としての森本――消費経済の研究
第3節 文化生活の普及を試みる
1 通信教育「文化生活研究」
2 文化アパートメント――中流階級への注視
第4節 教育者としての森本――女子経済教育の実践
第5節 おわりに――森本厚吉の評価

第2部 生活への視点
第4章 松平友子の家事経済学――日本における女性による経済学研究/教育の誕生 松野尾裕
第1節 はじめに――女性による経済学研究/教育の始まり
第2節 家政学と経済学
1 家政学の中の経済学
2 経済学における家事経済への関心
第3節 家庭生活の経済学的把握
1 国民経済学と家事経済学
2 家(家庭)・家族経済・家事経済学
第4節 家族経済の理論
1 収入(所得)論――無償労働、実質所得
2 職業論――女性の自活、賃金差別
3 支出(消費)論――消費の進歩
第5節 家族経済の実際
1 家事会計――家政の根本
2 家計簿記――複式による構想
3 貯蓄と保険――生活の安定化
第6節 まとめ――松平友子から学ぶこと

第5章 オルタナティブな「生活者の経済」学――家庭生活の経済的研究の系譜 上村協子
第1節 家庭生活の経済的研究の系譜――松平友子・伊藤秋子・御船美智子
第2節 家族経済と国民経済の接合――松平友子の家族経済学
第3節 実証分析とフィールド調査――伊藤秋子の家庭経済学
1 教育研究の時代背景
2 家庭経済学と家計
3 家計調査を用いた家庭経済の実証的研究
第4節 御船美智子の生活者の経済学
1 家計と個計
2 持続可能な経済
3 ジェンダーと「生活者の経済」学
第5節 まとめ――生活の創造に向けて

回想 松平友子先生と私 亀高京子
まえがき
松平友子先生と私
追記 家事経済学から家政学原論へ

第3部 労働への視点
第6章 竹中恵美子の女性労働研究――1960年代まで 松野尾裕
第1節 はじめに――女性の経験を理論化する
第2節 格差ではなく差別の問題
第3節 『女のしごと・女の職場』
第4節 「春闘方式」への批判
第5節 むすびに代えて

第7章 1970年代以降;第二派フェミニズムの登場とそのインパクト――女性労働研究のインパクト 竹中恵美子
第1節 はじめに――生産と社会的再生産の経済学を拓く
第2節 ジェンダーによる経済学批判
1 1970年代マルクス主義フェミニズムの問題提起――階級支配と性支配の関連性
2 1990年代「フェミニスト経済学国際学会(IAFFE)」成立とその意義
3 経済のグローバル化に伴う「労働力の女性化」の実態
第3節 雇用における男女平等の新段階
1 ジェンダー・ニュートラルな社会の再構築に向けて――国連、ILO条約・勧告、OECDなどを中心とした取り組み
2 OECD「構造変化の形成と女性の役割――ハイレベル専門家会合報告書」
3 国連を中心としたUPW問題への取り組み――UPWの測定・評価・政策化への具体化
4 ILOの「ディーセント・ワーク」と「ジェンダーの主流化」
第4節 「20世紀型福祉国家」から「21世紀型福祉国家」への変化
1 20世紀型福祉国家の前提とその危機がもたらしたもの
2 21世紀福祉国家の政策課題――「社会的再生産」様式の変容:ケア供給のジェンダー・アプローチ
第5節 いま日本の労働フェミニズムが提起すべき改革とは
1 はじめに
2 見えざる福祉国家の超克――「男性稼ぎ手モデル=専業主婦モデル」から「個人単位モデル」へ
3 「同一価値労働同一賃金原則」の実現に向けて
4 労働時間のフェミニスト改革――二分法から三分法へ
5 むすびに代えて

第8章 関西における労働運動フェミニズムと竹中理論 伍賀偕子
第1節 はじめに――関西における労働運動フェミニズムの軌跡
1 竹中理論に鼓舞された総評女性運動
2 関西女の労働問題研究会(女労研)とその活動
第2節 同一価値労働同一賃金をめざして
1 男女賃金差別撤廃と「春闘方式」」批判
2 コンパラブル・ワース運動と京ガス裁判原告の出会い・たたかい
第3節 「保護か平等か」二者択一論と統一の理論
1 「労基研」報告と保護か平等かの二者択一論
2 「保護と平等」の統一の理論を提起
3 大阪総評女性運動――2万人調査で「労基研報告」に反論
第4節 「機会の平等」と「結果の平等」
1 「機会の平等」論の落とし穴と「結果の平等」をめざす労組機能の課題
2 結果の平等をめざす労組機能と女性たちの運動
3 手探りで追求した未組織・非正規労働者との連帯
4 均等法と労働法制の全面的規制緩和
第5節 ディーセント・ワークをめざす女性たちの学びと解放のテキスト
1 レイバリズムを超えてディーセント・ワークへ
2 竹中恵美子とともに「学びの場」を共有
3 2つの“竹中セミナー”と次世代への期待

対談 「女性と経済学」をめぐって 竹中恵美子・松村安子

おわりに 生垣琴絵
あとがき
事項索引
人名索引
執筆者紹介
山本泰三編 『認知資本主義――21世紀のポリティカル・エコノミー」ナカニシヤ出版、2016年3月


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目次

序  論(山本泰三)

一 はじめに
二 資本蓄積の変質
三 包摂される知と生
四 コモン、レント、金融化
五 問題の形跡
六 フォーディズムの危機と新たな主体性
七 「社会などというものはない」
八 具体的分析のために
九 本書の構成

第一章 認知資本主義――マクロレジームとしての特徴と不安定性(内藤敦之)

一 はじめに
二 認知資本主義論の概要
三 認知資本主義レジームの不安定性
四 結  論

第二章 労働のゆくえ――非物質的労働の概念をめぐる諸問題 (山本泰三)

一 非物質的労働
二 「暗黙の実務」の労働過程
三 スミス的分業と認知的分業
四 賃金労働
五 人的資本
六 むすびにかえて

第三章 認知資本主義と創造都市の台頭 (立見淳哉)

一 はじめに
二 知識創造とイノベーション
三 「創造」都市の構築
四 おわりに

第四章 コモンにおける真正性の試験と評価――テロワール・ワインと有機農産物を事例に(須田文明)

一 はじめに
二 認知資本主義下のコモンの地主的領有
三 テイスト:コモンにおける真正性の評価
四 対立した二つの行為レジーム
五 テイストを通じたコモンの地主的領有と市場のハイブリッド化:おわりにかえて

第五章 企業と動態能力――日本企業の多様性分析に向けて(横田宏樹)

一 現代日本企業と多様性
二 動態能力分析の方法論的枠組み:動態能力構築メカニズム
三 ケーススタディ:トヨタとホンダの動態能力
四 成果と残された課題

第六章 コーチングという装置――認知資本主義における労務管理?(村越一夫・山本泰三)

一 問題の導入
二 企業という装置
三 コーチングの機制
四 ニューソートからエビデンス・ベーストへ
五 コーチングの効果と測定?
六 むすびにかえて

第七章 クリエイターの労働と新しい地域コミュニティ(今岡由季恵)

一 日本のクリエイティブ産業
二 認知資本主義時代の〈共〉的コミュニティ
三 クリエイター集積地域のコミュニティ
四 新町コミュニティの実態と価値観
五 NPOが示す現在の地域コミュニティのありかた
六 〈共〉的地域コミュニティのこれから

第八章 ドイツの労働組合による組織化戦術の新展開(北川亘太・植村 新)

一 はじめに
二 生産過程及びマクロ経済レジームに関するIGメタルの認識
三 アメリカ型の組織化戦術の特徴
四 学習と内省を通じた組織化戦術の受容
五 派遣労働者の組織化
六 問題発見・問題解決型コンセプトとしての「良い仕事」
七 IGメタルの組織化戦術の新展開
八 認知資本主義論からの解釈

第九章 「継続的本源的蓄積」としての研究開発 (春日 匠)
――ネオコロニアリズムと研究者のプレカリアート化の関係について

一 「寿命が延びること」の意味を問い直す
二 経済成長を! そのために知識を財産に!
三 暗黙知に対する海賊行為
四 イノベーションのための「継続的本源的蓄積」を問う

第十章 認知資本主義と統治――貨幣が国家から離れるとき (中山智香子)

一 はじめに
二 「認知」の意味とその資本主義的構造
三 「金融化」における貨幣と統治

コ ラ ム
1 認知資本主義の論者たちとその周辺、日本への紹介
2 ベーシック・インカム
3 アレントにおける労働
4 ジェントリフィケーション
5 インターネットとグーグル的蓄積?
6 認知科学
7 協働コーディネーターという仕事(京都府の場合)
8 フーコーにおける生権力・生政治とマルクスにおける包摂
9 カルチャー・ジャミングの終焉