佐藤方宣(さとう・まさのぶ) 序章・第一章
関西大学経済学部准教授
1969年生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒、同大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。
- 「制度派とケンブリッジの経済学者:2つの『学派』を結ぶもの」(平井俊顕編『市場社会論のケンブリッジ的展開:共有性と多様性』日本経済評論社、2009年)
- 「『自由主義』の変容:クラークとナイト」(平井俊顕編『市場社会とは何か:ヴィジョンとデザイン』SUP上智大学出版、2007年)
- 「ミルトン・フリードマン:"福祉国家アメリカ"の批判者」(小峯敦編『福祉の経済思想家たち』ナカニシヤ出版、2007年)
- 「戦間期アメリカの『計画化』:J. M. クラークを中心に」(小峯敦編『福祉国家の経済思想:自由と統制の統合』ナカニシヤ出版、2006年)
- 「1920年代アメリカの"ビジネス・エシックス":『倫理コード』をめぐる動向とその同時代評価」(『経済学史研究』第46巻2号、2005年)
他。
高橋聡(たかはし・さとし) 第二章
中央大学・明海大学・湘南工科大学・大月市立短期大学・東洋大学・群馬県立女子大学非常勤講師
1969年生まれ。
明治大学政治経済学部卒、中央大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。
- 「完全競争理論から社会問題へ:ワルラス再評価に向けて」(『現代思想』2009年8月号)
- 「ワルラス:完全自由競争と社会主義」(小峯敦編『福祉の経済思想家たち』ナカニシヤ出版、2007年)
- 「市場・国家・アソシアシオン:ワルラス」(平井俊顕編『市場とは何か:ヴィジョンとデザイン』SUP上智大学出版、2007年)
- 「J. S. ミルとL. ワルラスのレジーム構想:所有構造の変容を中心に」(音無通宏編『功利主義と社会改革の諸思想』、中央大学出版部、2007年)
- 「フランス経営者全国評議会の一断面:ミッテラン政権とCNPFの軌跡」(中央大学『経済学論纂』、第47巻第5・6合併号、2007年)
他。
中澤信彦(なかざわ・のぶひこ) 第三章
関西大学経済学部教授
1968年生まれ。
京都大学経済学部卒、大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(経済学)。
- 『イギリス保守主義の政治経済学:バークとマルサス』(ミネルヴァ書房、2009年)
- 「人間の権利は存在するのか?:バーク、ペイン」(中村健吾編『古典から読み解く社会思想史』ミネルヴァ書房、2009年)
- 「グローバリゼーションの中の労働と教育:「異質な他者」とどう向き合うべきか?」(関西大学経済政治研究所『セミナー年報 2007』、2008年)
- 田中秀夫・中澤信彦訳、H. T. ディキンスン『自由と所有:英国の自由な国制はいかにして創出されたか』(ナカニシヤ出版、2006年)
- 「フォックス派ウィッグとしてのマルサス:初版『人口論』形成史の一断面」(永井義雄・柳田芳信・中澤信彦編『マルサス理論の歴史的形成』昭和堂、2003年)
他。
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/%7Enakazawa/index.htm
太子堂正称(たいしどう・まさのり) 第四章
東洋大学経済学部准教授
1974年生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。
- 「ハイエクの福祉国家批判と理想的制度論:自由な市場秩序の前提条件」(小峯敦編『経済思想のなかの貧困・福祉:近代のイギリス・日本からハイエク、ブレアまで(仮題)』2010年末刊行予定)
- 「抽象の第一義性と内在的批判:ハイエクにおける規範の「発見」をめぐって」(『調査と研究』(京都大学『経済論叢』別冊)第32号、2006年)
- 「ハイエクにおける「立法者の科学」」(京都大学『経済論叢』第176巻第5・6号、2005年)
- 「ハイエクにおける自然と自然法の概念」(京都大学『経済論叢』第175巻第5・6号、2005年)
- 「ハイエクとヒューム、スミス:社会秩序の形成過程をめぐって」(『経済学史学会年報』第43号、2003年)
他。
http://eco.toyo.ac.jp/blog/keizai/2007/03/taishidoh.html
原谷直樹(はらや・なおき) 第五章
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部専任講師
1978年生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。
- 「還元主義・ミクロ的基礎付け・アトミズム:個人主義の諸相」(『創文』第522号、2009年)
- 「新自由主義(ネオリベラリズム)」(佐伯啓思・柴山桂太編『現代社会論のキーワード:冷戦後世界を読み解く』ナカニシヤ出版、2009年)
- 「リバタリアニズムとリベラリズム:ノージック、ロールズ、セン」(小峯敦編『福祉の経済思想家たち』ナカニシヤ出版、2007年)
- 「見えざる手説明の再検討」(『高崎商科大学紀要』第21号、2006年)
- 「急進的主観主義と制度:ルードウィッヒ・ラックマンの経済思想」(『一橋大学社会科学古典資料センター年報』第24号、2004年)
板井広明(いたい・ひろあき) 第六章
東京交通短期大学運輸科准教授
1972年生まれ。
専修大学法学部卒、横浜市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。
- 「食の倫理と功利主義」(『横浜市立大学論叢社会科学系列』第60巻第2号、2009年)
- 「ベンサムの女性論」(仲正昌樹編『歴史における「理論」と「現実」』御茶の水書房、2008年)
- 「ベンサム:安全で幸福な社会を求めて」(小峯敦編『福祉の経済思想家たち』ナカニシヤ出版、2007年)
- 「功利主義と植民地:ベンサムの植民地論」(音無通宏編『功利主義と社会改革の諸思想』中央大学出版部、2007年)
- 「ジェレミー・ベンサム:利益・エコノミー・公共性の秩序学」(鈴木信雄編『経済思想4 経済学の古典的世界(1)』日本経済評論社、2005年)
他。
中山智香子(なかやま・ちかこ) 第七章
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授
1964年生まれ。
早稲田大学政治経済学部卒、ウィーン大学大学院経済学研究所博士課程修了。
- 『経済戦争の理論:大戦間期ウィーンとゲーム理論』(勁草書房、2010年)
- 「マネジメント』の人間主義的功罪」(『現代思想』2010年8月号)
- 「沖縄と開発の暴力」(西谷修・仲里効編『沖縄/暴力論』未来社、2008年)
- 「リベラル・インターナショナリズム批判:ポラニーとシュンペーター」(平井俊顕編著『市場社会とは何か:ヴィジョンとデザイン』上智大学出版、2007年)
- 『アルジャジーラとメディアの壁』(石田英敬・西谷修・港千尋との共著、岩波書店、2006年)