EconThought News - 201004のエントリ
東京外国語大学の学生サークル「現代思想研究会」主催のイベントです。
http://genshikentufs.seesaa.net/article/145032348.html
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西山雄二×萱野稔人対談企画「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」(2010年5月22日(土))
お久しぶりです。代表の清水です。
前回企画鈴木謙介×萱野稔人「規範なき現在―model失効社会のネクストフェイズに」から少々時間は経ちましたが、2010年5月22日(土)に予定している次回の東京外国語大学現代思想研究会主催の企画がようやく正式にアナウンス出来る段階に入りましたので、こちらの公式ブログ上でも告知をさせて頂きます。
今回企画をする上で「大学」という会場、そして「五月」というシーズンを選んだ理由は、大学の「新入生」がそろそろ大学生活にも慣れ始めたことによって、今自分のいる「大学」という場所に対し当初抱いていた「期待」とのギャップや、当初抱いていたものとはまた違った意味での「不安」を感じる時期であるのでは?と考えるためです。
実際に私もそうでした。特に我々外大生というのは、一年生のうちは高校教育の延長のような"repeat after me?"方式の語学詰め込み教育にうんざりし、一年生の五月というのは「大学に入ってまで一体俺何やってるんだろう?」と感じる時期でもあります。
まあ平たく言ってしまえば「五月病」というヤツですが、「現代思想研究会」と銘を打っている以上、その「将来に対するただぼんやりとした不安」を「五月病」で片づけてしまうのではなんとも面白くない。そう感じませんでしょうか?そんなわけで「大学生の五月病」―『大学に入ってまで俺何やってるんだろう?』『じゃあ大学って一体何をするトコロなの?』―という不安に対し、我々と〈哲学〉してみませんか?
勿論、今回は新たに西山雄二先生、前回に引き続き萱野稔人先生といった御両方のお知恵を拝借し、広く『大学論』に触れていければと考えておりますので、外部の方々にも広く来て頂ければと考えております。
また今回も席は予約制をとらせて頂きます。観覧御希望の方はgenshiken.tufs@gmail.comへ、タイトルに"5.22対談観覧希望"、本文に"お名前、予約席数"を記載の上、メールを御送信ください。その後、当日の席番号をメールにて折り返しお伝え致します。※当日ご予約がなく満席の場合、立ち見となる可能性もございます。ご了承下さい。(代表 清水錬)
「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」
日時:2010.5.22 14時から17時
場所:東京外国語大学 大学会館二階大集会室
【対談者紹介】
萱野稔人
1970年生まれ。2003年パリ第十大学院修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員を経て、現在、津田塾大学国際関係学科准教授。主な著作に『カネと暴力の系譜学』(河出書房)、『国家とはなにか』(以文社)など。
西山雄二
西山雄二1971年生まれ。2006年一橋大学博士課程修了。東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」特任講師を経て、現在、首都大学東京都市教養学部准教授。主な編著に『哲学と大学』(未来社)。主な訳書にジャック・デリダ『条件なき大学』(月曜社)など。映画作品に『哲学への権利』。
【企画紹介】
前回の「規範なき現在―model失効社会のネクストフェイズに」では、萱野稔人先生と鈴木謙介先生をお呼びして「就活」の現状についての対談を企画させて頂きました。今回、「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」では「大学、教養、人文知、就活」というものを学生の側から考えてみようと思い、萱野稔人先生×西山雄二先生をお呼びして対談を企画しました。
現在、国内外を問わず「大学」は大きく変わりつつあると思います。日本では、3年生の秋頃から本格的に始まる「就活」に引き摺られる形での大学があり、国立大学法人化以降、非常勤講師が大幅に削減され、授業数が減少し特に「人文知」は危機的状況です。そこで「大学」を考えた際に何が問題なのかということや学問の細分化が進んだ今、大学に入って何を学ぶべきか、10年代という時代に新たな形での教養を創造する必要性があるのではないかと考えました。
文責:代表代行 細川洋平
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http://genshikentufs.seesaa.net/article/145032348.html
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西山雄二×萱野稔人対談企画「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」(2010年5月22日(土))
お久しぶりです。代表の清水です。
前回企画鈴木謙介×萱野稔人「規範なき現在―model失効社会のネクストフェイズに」から少々時間は経ちましたが、2010年5月22日(土)に予定している次回の東京外国語大学現代思想研究会主催の企画がようやく正式にアナウンス出来る段階に入りましたので、こちらの公式ブログ上でも告知をさせて頂きます。
今回企画をする上で「大学」という会場、そして「五月」というシーズンを選んだ理由は、大学の「新入生」がそろそろ大学生活にも慣れ始めたことによって、今自分のいる「大学」という場所に対し当初抱いていた「期待」とのギャップや、当初抱いていたものとはまた違った意味での「不安」を感じる時期であるのでは?と考えるためです。
実際に私もそうでした。特に我々外大生というのは、一年生のうちは高校教育の延長のような"repeat after me?"方式の語学詰め込み教育にうんざりし、一年生の五月というのは「大学に入ってまで一体俺何やってるんだろう?」と感じる時期でもあります。
まあ平たく言ってしまえば「五月病」というヤツですが、「現代思想研究会」と銘を打っている以上、その「将来に対するただぼんやりとした不安」を「五月病」で片づけてしまうのではなんとも面白くない。そう感じませんでしょうか?そんなわけで「大学生の五月病」―『大学に入ってまで俺何やってるんだろう?』『じゃあ大学って一体何をするトコロなの?』―という不安に対し、我々と〈哲学〉してみませんか?
勿論、今回は新たに西山雄二先生、前回に引き続き萱野稔人先生といった御両方のお知恵を拝借し、広く『大学論』に触れていければと考えておりますので、外部の方々にも広く来て頂ければと考えております。
また今回も席は予約制をとらせて頂きます。観覧御希望の方はgenshiken.tufs@gmail.comへ、タイトルに"5.22対談観覧希望"、本文に"お名前、予約席数"を記載の上、メールを御送信ください。その後、当日の席番号をメールにて折り返しお伝え致します。※当日ご予約がなく満席の場合、立ち見となる可能性もございます。ご了承下さい。(代表 清水錬)
「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」
日時:2010.5.22 14時から17時
場所:東京外国語大学 大学会館二階大集会室
【対談者紹介】
萱野稔人
1970年生まれ。2003年パリ第十大学院修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員を経て、現在、津田塾大学国際関係学科准教授。主な著作に『カネと暴力の系譜学』(河出書房)、『国家とはなにか』(以文社)など。
西山雄二
西山雄二1971年生まれ。2006年一橋大学博士課程修了。東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」特任講師を経て、現在、首都大学東京都市教養学部准教授。主な編著に『哲学と大学』(未来社)。主な訳書にジャック・デリダ『条件なき大学』(月曜社)など。映画作品に『哲学への権利』。
【企画紹介】
前回の「規範なき現在―model失効社会のネクストフェイズに」では、萱野稔人先生と鈴木謙介先生をお呼びして「就活」の現状についての対談を企画させて頂きました。今回、「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」では「大学、教養、人文知、就活」というものを学生の側から考えてみようと思い、萱野稔人先生×西山雄二先生をお呼びして対談を企画しました。
現在、国内外を問わず「大学」は大きく変わりつつあると思います。日本では、3年生の秋頃から本格的に始まる「就活」に引き摺られる形での大学があり、国立大学法人化以降、非常勤講師が大幅に削減され、授業数が減少し特に「人文知」は危機的状況です。そこで「大学」を考えた際に何が問題なのかということや学問の細分化が進んだ今、大学に入って何を学ぶべきか、10年代という時代に新たな形での教養を創造する必要性があるのではないかと考えました。
文責:代表代行 細川洋平
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