EconThought News - 国際セミナー 第6回国際ケインズ・コンファランス<上智> ――「世界経済危機とケインズ転換期のマニフェスト」(2010年3月2日、3日)
国際セミナー 第6回国際ケインズ・コンファランス<上智> ――「世界経済危機とケインズ転換期のマニフェスト」(2010年3月2日、3日)
- カテゴリ :
- 講演・セミナー・シンポ
- 執筆 :
- sato 2010-02-12
http://www.sophia.ac.jp/J/news.nsf/Content/100302Keynes
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第6回国際ケインズ・コンファランス<上智> ――「世界経済危機とケインズ転換期のマニフェスト」――
現在、世界経済は、2008年9月のリーマン・ショック以降生じた危機的状況からの脱出を図るべく、諸政府により実施された大がかりな金融財政政策により、ようやくのことで支えられているという状況にある。中国をのぞけば、アメリカ、EU、日本経済の状況は、依然として停滞的混迷下にあり、今後のメドも立っているとは到底いいがたい。
本コンファランスの主要な目的は、こうした資本主義経済の現状ならびに今後の行方を、経済理論、経済政策、ならびに社会哲学などの領域をカバーしながら批判的に議論することである。当該コンファランスを通底するキー・コンセプトは、「転換期のマニフェスト」である。この30年間支配的であった経済学(「新しい古典派」)と社会哲学(「ネオ・リベラリズム」)が、今回の経済危機という現実をまえにしていかに無力・空虚なものであったのかが明らかにされたいま、それに代わる、いわば新たな「ケインズ-ベヴァリッジ」システムの実践と構築が目指されている、という意味である。本コンファランスでは以上のような問題意識のもと、国内外から一線級の経済学者を招聘することにした。
表題にみられるように、国際ケインズ・コンファランスは、今回で6回目になる。これまでのコンファランスで報告されたペーパーをベースに、わたし達は下記の著作を企画した(刊行は今週になる)。本書についての検討も、今回のコンファランスのなかで実施されることになる。
The Return to Keynes, ed. by B. Bateman, T. Hirai and M.C. Marcuzzo, Harvard University Press, Feb. 2010.
今回のコンファランスでは、海外からはイタリア、アメリカ、イギリス、インド、中国から計6名、わが国からは3名の研究者が上記テーマをめぐり報告を行う予定である。40名ほどの研究者の参加を予定しており、従来と同様、経済学史と理論経済学・経済政策論のコラボを目指している。
研究者および大学院生の参加を歓迎いたします(席数の関係があり、希望される方はhirai-t[at mark]sophia.ac.jpにお知らせください。お待ちいたしております)。
日 時 : 3月2日 (火)
3月3日 (水)
会 場 : 上智大学図書館内 9階 L-921会議室
プログラム等の詳細はこちら をご参照ください。(PDF)
(科学研究費補助金・基盤(A)による)
主要参加者は以下の通りです。
報告者
(順不同)
海外から
1. Sunanda Sen (Professor of Economics, Jawaharlal Nehru University, New Delhi, India)
2. Luca Fantacci (Assistant Professor, University of Bocconi, Italy)
3. Amos Witztum (Professor, London Metropolitan Business School, UK)
4. Maria Cristina Marcuzzo (Professor, University of Rome, Italy)
5. Randall Wray (Professor, University of Missouri-Kansas City, USA)
6. Xinhua Liu (Associate Professor, Shaanxi Normal University, China)
日本から
7. 小野善康 (大阪大学教授)
8. 野口旭 (専修大学教授)
9. 平井俊顕(上智大学教授)
コメンテーター
(上記の参加者以外の)
10. 河村哲二 (法政大学教授)
11. 渡辺良夫 (明治大学教授)
12. 佐藤方宣 (大東文化大学特任講師)
チーフ・オーガナイザー:平井俊顕(上智大学経済学部教授)
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第6回国際ケインズ・コンファランス<上智> ――「世界経済危機とケインズ転換期のマニフェスト」――
現在、世界経済は、2008年9月のリーマン・ショック以降生じた危機的状況からの脱出を図るべく、諸政府により実施された大がかりな金融財政政策により、ようやくのことで支えられているという状況にある。中国をのぞけば、アメリカ、EU、日本経済の状況は、依然として停滞的混迷下にあり、今後のメドも立っているとは到底いいがたい。
本コンファランスの主要な目的は、こうした資本主義経済の現状ならびに今後の行方を、経済理論、経済政策、ならびに社会哲学などの領域をカバーしながら批判的に議論することである。当該コンファランスを通底するキー・コンセプトは、「転換期のマニフェスト」である。この30年間支配的であった経済学(「新しい古典派」)と社会哲学(「ネオ・リベラリズム」)が、今回の経済危機という現実をまえにしていかに無力・空虚なものであったのかが明らかにされたいま、それに代わる、いわば新たな「ケインズ-ベヴァリッジ」システムの実践と構築が目指されている、という意味である。本コンファランスでは以上のような問題意識のもと、国内外から一線級の経済学者を招聘することにした。
表題にみられるように、国際ケインズ・コンファランスは、今回で6回目になる。これまでのコンファランスで報告されたペーパーをベースに、わたし達は下記の著作を企画した(刊行は今週になる)。本書についての検討も、今回のコンファランスのなかで実施されることになる。
The Return to Keynes, ed. by B. Bateman, T. Hirai and M.C. Marcuzzo, Harvard University Press, Feb. 2010.
今回のコンファランスでは、海外からはイタリア、アメリカ、イギリス、インド、中国から計6名、わが国からは3名の研究者が上記テーマをめぐり報告を行う予定である。40名ほどの研究者の参加を予定しており、従来と同様、経済学史と理論経済学・経済政策論のコラボを目指している。
研究者および大学院生の参加を歓迎いたします(席数の関係があり、希望される方はhirai-t[at mark]sophia.ac.jpにお知らせください。お待ちいたしております)。
日 時 : 3月2日 (火)
3月3日 (水)
会 場 : 上智大学図書館内 9階 L-921会議室
プログラム等の詳細はこちら をご参照ください。(PDF)
(科学研究費補助金・基盤(A)による)
主要参加者は以下の通りです。
報告者
(順不同)
海外から
1. Sunanda Sen (Professor of Economics, Jawaharlal Nehru University, New Delhi, India)
2. Luca Fantacci (Assistant Professor, University of Bocconi, Italy)
3. Amos Witztum (Professor, London Metropolitan Business School, UK)
4. Maria Cristina Marcuzzo (Professor, University of Rome
5. Randall Wray (Professor, University of Missouri-Kansas City, USA)
6. Xinhua Liu (Associate Professor, Shaanxi Normal University, China)
日本から
7. 小野善康 (大阪大学教授)
8. 野口旭 (専修大学教授)
9. 平井俊顕(上智大学教授)
コメンテーター
(上記の参加者以外の)
10. 河村哲二 (法政大学教授)
11. 渡辺良夫 (明治大学教授)
12. 佐藤方宣 (大東文化大学特任講師)
チーフ・オーガナイザー:平井俊顕(上智大学経済学部教授)
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