近刊・新刊情報 - 201211のエントリ

ニコラス ・ワプショット 『ケインズかハイエクか――資本主義を動かした世紀の対決』 久保恵美子訳、新潮社、2012年11月

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目次

序文
第一章 魅力的なヒーロー
 ケインズがハイエクの崇拝対象になるまで 一九一九〜二七年
第二章 帝国の終焉
 ハイエクがハイパーインフレを直接経験する 一九一九〜二四年
第三章 戦線の形成
 ケインズが「自然な」経済秩序を否定する 一九二三〜二九年
第四章 スタンリーとリヴィングストン
 ケインズとハイエクが初めて出会う 一九二八〜三〇年
第五章 リバティ・バランスを射った男
 ハイエクがウィーンから到着する 一九三一年
第六章 暁の決闘
 ハイエクがケインズの『貨幣論』を辛辣に批評する 一九三一年
第七章 応戦
 ケインズとハイエクが衝突する 一九三一年
第八章 イタリア人の仕事
 ケインズがピエロ・スラッファに論争の継続を依頼する 一九三二年
第九章 『一般理論』への道
 コストゼロの失業対策 一九三二〜三三年
第十章 ハイエクの驚愕
 『一般理論』が反響を求める 一九三二〜三六年
第十一章 ケインズが米国を魅了する
 ルーズヴェルトとニューディールを支持する若手経済学者たち 一九三六年
第十二章 第六章でどうしようもなく行き詰まる
 ハイエクがみずからの『一般理論』を書く 一九三六〜四一年
第十三章 先の見えない道
 ハイエクがケインズの対応策を独裁に結びつける 一九三七〜四六年
第十四章 わびしい年月
 モンペルラン・ソサエティーとハイエクのシカゴ移住 一九四四〜六九年
第十五章 ケインズの時代
 三十年にわたる米国の無双の繁栄 一九四六〜八〇年
第十六章 ハイエクの反革命運動
 フリードマン、ゴールドウォーター、サッチャー、レーガン 一九六三〜八八年
第十七章 戦いの再開
 淡水学派と海水学派 一九八九〜二〇〇八年
第十八章 そして勝者は……
 「大不況」の回避 二〇〇八年以降
謝辞
原註
参考文献抜粋
人名索引
ジェイン・ジェイコブズ 『発展する地域 衰退する地域――地域が自立するための経済学』 中村達也訳、ちくま学芸文庫、2012年11月

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目次
愚者の楽園
現実にたちもどって
都市地域
供給地域
労働者に見すてられる地域
技術と住民排除
移植工場地域
都市のない地域に向けられた資本
取り残された地域
なぜ後進都市は互いを必要とし合うのか
都市への誤ったフィードバック衰退の取引
苦境
漂流
ジョン・クイギン 『ゾンビ経済学――死に損ないの5つの経済思想』 山形浩生訳、筑摩書房、2012年11月

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目次

第1章 大中庸時代
第2章 効率的市場仮説
第3章 動学的確率的一般均衡(DSGE)
第4章 トリクルダウン経済学
第5章 民営化
結論 二一世紀の経済学とは
塩野谷祐一 『ロマン主義の経済思想――芸術・倫理・歴史』 東京大学出版会、2012年11月

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主要目次

序章 問題の提起
第1章 ロマン主義の理論構造
第2章 ラスキンと芸術的「生」のロマン主義
第3章 グリーンと倫理的「生」のロマン主義
第4章 シュンペーターと歴史的「生」のロマン主義
終章 ロマン主義と現代
猪木武徳 『公智と実学』 慶應義塾大学出版会、2012年10月

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目次

はじめに

第1部 議論の本位を定める――時論 二〇〇八−一二
 金融・経済危機とその行方――歴史的考察(2008/12/03)
 政権交代に期待する(2009/09/28)
 共同体構想を性急に語るなかれ(2009/11/19)
 リーダーは明晰に語るべし(2010/01/13)
 「対等な日米関係」の行方(2010/01/27)
 地方分権の本位は人材にあり(2010/02/19)
 若い研究者を育てる意志はあるか(2010/04/05)
 政治の言葉にいのちを吹き込め(2010/05/07)
 「ヨーロッパ人」のような覚悟はあるか(2010/06/10)
 中庸の難しさ(2010/08/05)
 外交と地方自治の弱さは同じ原因(2010/11/25)
 「後生、畏る可し」という実感(2011/01/13)
 週単位のニュース報道に期待する(2011/03/14)
 この犠牲から何を学ぶのか(2011/04/27)
 大震災後の日本の針路(2011/05/13)
 中国のホンネとタテマエを見分けること(2011/06/28)
 公益の尊重と責任倫理が必要だ(2011/08/11)
 徹底して記録し、徹底して究明する(2011/09/19)
 ギリシャ危機から学ぶこと(2011/11/25)
 保守政党不在の危うさ(2012/01/09)
 震災一年に思う(2012/03/12)

第2部 福澤諭吉の「公智」
 福澤諭吉の公共性の哲学
 経済学における厚生概念と人間の幸福――「所得」と「比較」について
 公と私の平衡――高橋誠一郎の福澤観から
 伝統の再解釈としての明治思想史――坂本多加雄『市場・道徳・秩序』解説
 大阪慶應義塾が福澤諭吉と金玉均を結びつけたのか
 デモクラシーの危機を乗り越えるために――国法と道徳
今後の予定
予定なし

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