近刊・新刊情報 - 201206のエントリ

林直樹 『デフォーとイングランド啓蒙』 京都大学学術出版会、2012年6月

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目次
はじめに

第1章 デフォー研究と初期近代ブリテン社会思想
 I デフォー評価の変遷
 II 大塚久雄のデフォー研究
   1 デフォー『イングランド経済の構図』と局地的市場圏
   2 ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
   3 スミスの「見えざる手」
 III 消費社会のヴィジョン
   1 ヒュームの連続的影響説
   2 商業革命という視座
 IV デフォーの商業論
   1 高賃金論
   2 イングランド製品の質的優位とその国際競争力
   3 小林昇の評価
   4 『完全なるイングランド商人』の改作
 V 歴史内在的方法

第2章 デフォーと非国教徒学院
 I はじめに
 II 非国教徒学院の誕生
   1 伝統的教育制度の改革
   2 ホッブズの大学批判とスミス
   3 非国教徒学院の設立と展開
 III デフォーとモートン
   1 「長老派信徒」デフォー
   2 モートンの非国教徒学院
   3 ウェズリの学院批判
   4 モートン『一論』
 IV デフォー『企業論』における商業と女性
   1 デフォーとフランクリン
   2 商業論
   3 英語教育論と軍事教育論
   4 女性教育論
 V 結び

第3章 デフォーの社会思想(1698年-1701年)
 I はじめに
 II 財政金融革命
   1 土地税と公信用
   2 交易委員会
   3 貨幣改鋳論争
   4 財務府証券と国立土地銀行
 III 常備軍論争
 IV ケント州請願
   1 下院と上院の対立
   2 ケント州請願事件
   3 デフォーの『権利』
 V 結び

第4章 デフォーの社会思想(1702年-04年)
 I 筆禍事件
   1 高教会派トーリの勢力伸張
   2 サシェヴェレルとレズリ
   3 『最も手間のかからない非国教徒対策』
   4 デフォーの便宜的国教会遵奉批判
   5 筆禍
 II 商業の原理
   1 デフォーと穏健派トーリ政権
   2 高教会派の後退と付加動議
   3 マックワースの救貧法案
   4 『施しは慈善にあらず』
   5 『レヴュー』における救貧法案批判
   6 プロテスタントと商業
 III 結び

第5章 デフォーと合邦のレトリック
 I はじめに
   1 本章の目的
   2 デフォーとフレッチャー
 II 『合邦史』の成立
 III 『合邦史』の諸論説
 IV ダリエン計画をめぐって
 V グレンコー事件と王位継承問題
 VI ウスター号事件が語るもの
 VII 外国人法の撤廃と「見えざる手」
 VIII 結び

結びにかえて
 I 国王観
 II 蔵書
 III 三位一体主義

あとがき
参考文献
関連地図
関連年表
事項索引
人名索引
今後の予定
予定なし

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