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ジョン・メイナード・ケインズ 『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』 山形浩生 要約・翻訳、ポット出版、2011年11月

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目次

能書き 山形浩生

序文

第I巻:はじめに
 第1章 一般理論
 第2章 古典派経済学の想定
 第3章 有効需要の原理

第II巻:定義と考え方
 第4章 単位の選び方
 第5章 産出と雇用を決めるものとしての期待
 第6章 所得、貯蓄、投資の定義
 第7章 貯蓄、投資の意味をもっと考える

第III巻:消費性向
 第8章 消費性向: I. 客観的な要因
 第9章 消費性向: II. 主観的な要因
 第10章 限界消費性向と乗数(ケインズ的公共事業、お金を埋めて掘り返させろと主張する章)

第IV巻:投資をうながす
 第11章 資本の限界効率
 第12章 長期期待の状態(美人コンテストとアニマルスピリットが登場する章)
 第13章 金利の一般理論
 第14章 金利の古典理論
 第14章おまけ マーシャルやリカードの述べる金利とは
 第15章 流動性への心理的・ビジネス的なインセンティブ
 第16章 資本の性質についての見解あれこれ
 第17章 利子とお金の本質的な性質
 第18章 雇用の一般理論再訪

第V巻:賃金と価格
 第19章 賃金の変化
 第19章おまけ ピグー『失業の理論』について
 第20章 雇用関数
 第21章 価格の理論

第VI巻:一般理論が示唆するちょっとしたメモ
 第22章 ビジネスサイクル[景気循環]についてのメモ
 第23章 重商主義、高利貸し法、印紙式のお金、消費不足の理論についてのメモ
 第24章 結語:『一般理論』から導かれるはずの社会哲学について


解説 飯田泰之

訳編者解説 山形浩生
 1 ケインズってだれ?
 2 ケインズは『一般理論』で何をしようとしたのか?
  2.1 それまでの経済学とは:基本は放置プレイの古典派経済学
  2.2 不景気って何?
 3 一般理論の主張とその活用
  3.1 一般理論のキモ:財や労働の需要が、お金の需給に左右される!
  3.2 IS-LM理論
 4 ケインズ経済学の興亡
  4.1 ケインズ経済学黄金時代とその崩壊
  4.2 古典派経済学の逆襲
  4.3 ニューケインジアン
 5 リーマンショックとケインズの復活
 6 『一般理論』と経済学の未来
  6.1 ケインズのご利益とは
  6.2 経済学の未来?
 7 謝辞
齊藤誠 『原発危機の経済学――社会科学者として考えたこと』 日本評論社、2011年10月

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目次

はしがき
第1章  水、水、また、水
 1.1  運転するのにも水、停止するのにも水、そして、炉心溶融を食い止めるのにも水
 1.2  運転するのにも水
 1.3  停止するのにも水
 1.4  炉心溶融を食い止めるのにも水
 補遺1:技術の手触り感
 補遺2:水、水、また、水(詩篇)

第2章  炉心溶融を防ぐことができたのか
 2.1  なぜそのように考えるのか
 2.2  福島第1原発で何が起きたのか
 2.3  炉心溶融を食い止めるにはどうすればよかったのか
 補遺:スリーマイル島原発の炉心溶融した原子炉の姿

第3章  原発の“古さ”とは
 3.1  東京駅構内で0系新幹線がそろい踏みだったら
 3.2  原発の“老い”へのまなざし
 3.3  人間は間違い、失敗する
 3.4  安全思想の変遷を取り込むには
 3.5  “受け身”の設計思想を取り込むには
 3.6  やはり、せいぜい40年が限度ではないだろうか
 補遺1:加圧水型原子炉について
 補遺2:福島第一原発の“古さ”へのこだわり

第4章  「大津波⇒電源喪失⇒炉心溶融」だけなのか――隠れた地震被害
 4.1  “大津波”の呪縛から逃れるために
 4.2  先見性とは何なのだろう
 4.3  電源喪失だけが重大事なのか
 4.4  大津波到来のシナリオはすでにあった
 4.5  臨界事故でなくてよかった……
 4.6  最後に残ったリスクをどうするか
 補遺:想定外の状況に対するソフトな対応について

第5章  どのように“古い原発"から撤退するのか
 5.1  明るい廃炉の風景
 5.2  廃炉の順序について
 5.3  原発施設の稼働率に対する考え方
 補遺:ロボットの必要と不要

第6章  “放射性廃棄物の処理”とは一体全体何なのか
 6.1  使用済み核燃料を考える基本的な視点
 6.2  使用済み核燃料の温度感覚
 6.3  使用済み核燃料の化学(ばけがく)
 6.4  プルトニウムの使い道
 6.5  結局、どうするのか
 補遺:“新しい”原子炉技術

第7章  原発と投資家の責任――東電の創造的な事業再生のために
 7.1 第7章と第8章で考えたいこと
 7.2 資本市場の本音はすでに債務超過
 7.3 政府の損害賠償負担スキームについて
 7.4 東電の創造的な事業再生スキームについて
 補遺:国際的な関心を映し出す鏡としての資本市場

第8章  収益プロジェクトとしての軽水炉発電事業
 8.1 再処理・高速増殖炉事業と軽水炉発電事業の危うい関係
 8.2 再処理コストのそろばん勘定
 8.3 再処理・高速増殖炉事業の現実:技術的な視点
 8.4 全量地上貯蔵が意味するところ

第9章  市民社会が原発を受け入れるとは
 9.1  原発施設の外側のさまざまな風景
 9.2  放射線被曝をめぐる行動経済学
 9.3  市民社会が原発を受け入れるとは?
 補遺1:子供たちに対する低放射線量被曝リスクについて
 補遺2:排出された放射性物質の総量は
 補遺3:原発危機における個人の振る舞いについて

おわりに――ナショナル・プロジェクトとしてのフクシマ
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