近刊・新刊情報 - 201104のエントリ

柴垣和夫 『マルクス=宇野経済学とともに』 日本経済評論社、2011年4月

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目次

講演と論説

知識人の資格としての経済学──マルクス経済学の効用── 
「社会科学」と「社会諸科学」 
科学と責任──経済学の場合── 
学問の自由と科学者コミュニティの自律
 ──日本学術会議『現代社会における学問の自由』余滴── 
資本主義経済と「安全・安心」 
大学生活の半世紀──武蔵大学最終講義── 

政治・経済・社会評論

二十一世紀のアジアと欧・米 
二十一世紀初年度の日本と世界
 ──『時の法令』連載「そのみちのコラム」から── 
「失われた十年」か「貴重な十年」か? 
日本経済・長く根深い閉塞感の原因は? 
「競争社会」と「協力社会」 
日米関係の「安定」と「不安定」 
閑話三題 
米国は普遍か? 
米国での無差別テロを巡って 
大学が危ない!──短期的視野からの評価の危険── 
産学協同の必要性と問題性 
二十一世紀を構想する──ヨーロッパの再評価── 
崩壊するか日本的経営 
混迷続く日本経済──「改革」でなく「安定」を── 
世界金融危機の意味するもの──資本主義の歴史的限界── 

往事追懐

福岡県女子師範学校附属国民学校──回想の断片── 
今は瞑想の彼方に──福岡女子師範附属小学校── 
修猷館──中学・高校の六年── 
駒場生活の諸相──東京大学教養学部── 
遠景の東大経済大学院 
揺籃期の全国大学高専教職員組合 
伯林断章──ベルリン自由大学東アジア研究所── 
さまざまなアメリカ──UCバークレー校── 
デンマーク礼賛──コペンハーゲン商科大学── 
現代日本研究の勃興期──三ヶ月の滞在で感じたこと── 
日ソ経済学者シンポジウムの四半世紀 
武蔵大学にて──四つの短文── 
経済理論学会の五〇年と私 
野ばら会との出会いと共生 

今は亡き師と友

宇野弘蔵先生──人と学問── 
追悼 大内力先生
教師としての大内先生 
優しさと厳しさと──加藤俊彦先生の二つのお顔── 
大石嘉一郎さん──兄貴のような存在── 
渡辺洋三さん──東大社研などでの思い出から── 
弔辞 加藤栄一君 
志村嘉一への手紙 
根津智治を偲ぶ 
岡本友孝へ──今になって思うこと── 
杉浦克巳と語り残したこと 
渡寛さんのこと──大内OBゼミと唐桑半島── 
高須賀義博──ラトビア共和国リガでのエピソード── 
はるかなる彼方の島成郎 

あとがき 
人名索引 
ベンジャミン・フリードマン 『経済成長とモラル』 地主敏樹/重富公生/佐々木豊訳、東洋経済新報社、2011年4月

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目 次

第I部 諸概念、その起源、およびその含意
第1章 経済成長とは何か、経済成長は何をもたらすのか
第2章 啓蒙主義とその淵源からの展望
第3章 進歩と反動――改革の時代から現代まで
第4章 所得の上昇、個人の態度、社会変化の政治学
第II部 アメリカのデモクラシー
第5章 ホレイシオ・アルジャーからウィリアム・ジェニングズ・
    ブライアンまで
第6章 シオドア・ローズベルトからフランクリン・ローズベルト
    まで
第7章 極端な例外としての大恐慌
第8章 戦後期のアメリカ社会
第III部 将来への展望
第9章 成長と環境
第10章 アメリカにおける経済政策と経済成長 
今村健一郎 『労働と所有の哲学――ロックから現代へ』 昭和堂、2011年4月

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目 次

序章 ロックの所有論へ向けて
第1章 予備的考察
第2章 労働所有権論
第3章 所有権に対する制約
第4章 貨幣・市場
第5章 人格に対する所有権
第6章 ロックの環境倫理
大谷まこと 『渋沢栄一の福祉思想――英国との対比からその特質を探る』 ミネルヴァ書房、2011年4月

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目次

序 章 「時代の人」渋沢栄一と日本社会福祉の黎明

 第一節 本研究の目的
 第二節 方法論
 第三節 本書の構成

第一章 社会事業活動の思想基盤形成

 第一節 渋沢の生涯
 第二節 渋沢福祉思想の形成要因
 第三節 渋沢の思想的基盤―道徳経済合一説
 第四節 英国社会事業の展開とチャールズ・ブース

第二章 社会事業活動および実践理念

 第一節 渋沢の社会事業活動
 第二節 チャールズ・ブースの福祉活動
 第三節 渋沢の社会事業実践理念
 第四節 チャールズ・ブースの福祉理念

第三章 渋沢栄一の目指した社会

 第一節 民主主義社会
 第二節 経済的発展による国民の富の創出
 第三節 公正な分配
 第四節 寄附文化の普及と漸進的平和主義

第四章 渋沢栄一の福祉思想

 第一節 社会事業成立過程における渋沢の思想展開
 第二節 日本社会事業の特異性とその背景
 第三節 カーネギーおよびアダム・スミスとの対比
 第四節 渋沢が目指した社会と近代日本の特質

終 章 繁栄のサスティナビリティへの道

 第一節 経済発展の永続性
 第二節 貧富の差の解消にむけて

あとがき

跋―『渋沢栄一の福祉思想』の刊行に寄せる(古川孝順)

参考文献

資料

人名索引/事項索引
アンソニー・フリント  『ジェイコブズ対モーゼス――ニューヨーク都市計画をめぐる闘い』  渡邉泰彦訳、鹿島出版会、2011年4月

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目次

序章  混乱と秩序
第1章 スクラントン出身の田舎娘
第2章 マスタービルダー
第3章 ワシントンスクエアパークの闘い
第4章 グリニッジ・ビレッジの都市再生
第5章 ローワー・マンハッタン・エクスプレスウェイ
終章  それぞれの道

謝辞
訳者あとがき
菊池理夫 『共通善の政治学――コミュニティをめぐる政治思想』 勁草書房、2011年4月

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目次
まえがき──サンデルの「共通善の政治学」

第1章 共通善の政治学
 第1節 「共通善」という言葉
 第2節 現代のコミュニタリアニズムと「共通善」
 第3節 カトリックにおける「共通善」の伝統
 第4節 英米における「共通善」の伝統
 第5節 本章のまとめ

第2章 共通善の政策学
 第1節 わが国におけるラスウェルの評価
 第2節 ラスウェルの「共通善の政策科学」の展開
 第3節 ポスト実証主義としての政策科学の理論的・歴史的背景
 第4節 環境政策と「民主主義の政策科学」

第3章 コミュニティの思想史
 第1節 古代・中世の「コミュニティ」
 第2節 西欧近代の「コミュニティ」
 第3節 「コミュニティ」に関する現代の論争

第4章 コミュニタリアニズムと共和主義
 第1節 共和主義ルネサンスと現代コミュニタリアニズム
 第2節 共和主義をめぐるリベラル・コミュニタリアン論争

第5章 ソーシャル・キャピタルとしての地域コミュニティ
 第1節 日本の自治的コミュニティの評価
 第2節 「地域主義」の興隆とゆくえ
 第3節 ソーシャル・キャピタルとしてのコミュニティ

第6章 コミュニタリアニズムの政策と共通善
 第1節 現代コミュニタリアニズムに対するさまざまな誤解
 第2節 コモンズとしてのコミュニティの環境政策
 第3節 コミュニティの連帯のためのベーシック・インカム

補論 書評:マイケル・サンデル著/鬼澤忍訳『これからの「正義」の話をしよう──いまを生き延びるための哲学』

あとがき
参考文献
事項索引
P. デヴィッドソン 『ケインズ・ソリューション――グローバル経済繁栄への途  (ポスト・ケインジアン叢書 35)』 小山庄三/渡辺良夫訳、日本経済評論社、2011年4月

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目次
第1章 政策に影響を与える思想の力
第2章 21世紀最初のグローバル経済危機を引き起こした思想と政策
第3章 将来を知るために過去のデータに頼ること
     ―資本主義システムについての古典派の考え―
第4章 1ペニーの支出は1ペニーの所得になる
     ―資本主義経済と貨幣の役割に関するケインズの考え―
第5章 国債とインフレーションについての真実
第6章 経済回復のあとに改革を
第7章 国際貿易の改革
第8章 国際通貨の改革
第9章 ケインズも誇りに思うような文明化された経済社会の実現に向けて
第10章 ジョン・メイナード・ケインズ
 補論 なぜケインズの考えがアメリカの大学で教えられることがなかったのか
今後の予定
予定なし

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