近刊・新刊情報 - 201012のエントリ

丸山徹編 『経済学のエピメーテウス――高橋誠一郎の世界をのぞんで』 知泉書館、2010年12月

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目次
伊藤邦武 哲学史と経済学
S.T.ロウリー ピタゴラス学派の数学的理想主義と経済・政治理論の構想
丸山 徹 ダヴァンツァーティの貨幣論
L.マグヌソン 国際経済的秩序としての重商主義
吉原直毅 古典派及びマルクスの経済理論
池田幸弘 ドイツ語圏における交換理論の発展
川俣雅弘 パレートの研究計画と20世紀ミクロ経済学の展開
福岡正夫 マーシャルの「供給曲線」
本郷 亮 ピグー復権の現代意義
山崎 昭 経済分析の歴史における経済数量の認識と表現形式について
須田伸一 パレートによる積分可能性問題の定式化について
吉川 洋 マクロ経済学における統計物理学的方法
岡田 章 ゲーム理論の歴史と現在:人間行動の解明を目指して
中山幹夫 協力ゲーム理論と経済学
竹森俊平 フーバーは無能な大統領だったのか?
 ・植村邦彦 『市民社会とは何か――基本概念の系譜』 平凡社新書、2010年12月

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目次
序章 「市民社会」とは何か
第1章 「国家共同体」としての「市民社会」―アリストテレスからロックまで
第2章 「市民社会」と「文明社会」―ルソー・ファーガスン・スミス
第3章 「市民社会」概念の転換―ガルヴェ訳『国富論』とヘーゲル
第4章 「市民社会」から「資本主義社会」へ―ヘーゲルとマルクス
第5章 「市民社会」という日本語の成立
第6章 市民社会派マルクス主義
第7章 “市民社会論”の終焉
第8章 現代の「市民社会」論
終章 「市民社会」とは何だったのか
 ・小川仁志 『はじめての政治哲学――「正しさ」をめぐる23の問い』 講談社現代新書、2010年12月

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第1章 自由をめぐる論争
 1 幸福を最大化すればすむのか?―功利主義
 2 無条件の義務とは?―カント倫理学
 3 正義とは何か?―リベラリズム 
 4 共通善なんてあるのか?―コミュニタリアニズム 
 5 政府は不要か?―リバタリアニズム
第2章 民主主義をめぐる論争
 6 私たちは何に従うのか?―権力 
 7 なぜ政治に関わらなければならないのか?―デモクラシー 
 8 何のために話し合うのか?―熟議民主主義 
 9 市民とは誰か?―シティズンシップ 
 10 効率と公正は二者択一か?―第三の道
第3章 差異と平等をめぐる論争
 11 皆平等だといけないのか?―社会主義
 12 差異は共存しうるのか?―多文化主義 
 13 なぜ宗教は衝突するのか?―宗教多元主義 
 14 なぜ男女は反目し合うのか?―フェミニズム 
 15 国家はどこまで面倒を見るべきか?―福祉国家
第4章 共同体をめぐる論争
 16 どうして国家に愛着を感じるのか?―国家 
 17 市民社会の役割とは何か?―市民社会 
 18 地域社会は再生するのか?―コミュニティ
 19 私と社会をいかにつなぐか?―公共性 
第5章 対立をめぐる論争
 20 本当に地球は一つになったのか?―グローバリゼーション 
 21 なぜ他国の貧困に手を差し伸べるのか?―グローバルな正義 
 22 正しい戦争なんてあるのか?―正戦論 
 23 テロに同情していいのか?―テロリズム
橋本努さんの最新刊!

 ・橋本努 『自由の社会学』 NTT出版、2010年12月

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 ご本人による紹介ページもご参照を。

目次
1章 自由な社会はいかにして可能か?──自由の社会理論
2章 虐げられた者への救済──「卓越(誇り)」原理 その1
3章 崇高なる魂への支援──「卓越(誇り)」原理 その2
4章 自由を生きる意味──「卓越(誇り)」原理 その3
5章 偶有性からの出発──「生成変化」原理 その1
6章 経済的誘因の構築──「生成変化」原理 その2
7章 人工市場の導入──「生成変化」原理 その3
8章 分散統治の術──「分化」原理 その1
9章 分散統治の補完術──「分化」原理 その2
10章 創造の核になる──「分化」原理 その3
田中秀臣 『AKB48の経済学』 朝日新聞出版、2010年12月

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 なお本書の合評会が予定されています。詳細はこちらを。
 

目次

プロローグ AKB48で日本経済がわかる

第1章 不況に強いビジネスモデル

赤字覚悟の低料金講演
インターネットの普及と音楽業界のビジネスモデル転換
ターゲットは若くて収入の低い おたく
おニャン子クラブの類似点、相違点
おニャン子のビジネスモデルを継いだモーニング娘。
おニャン子とモー娘から何を学んだか
「もしかしたら私も」と思わせる!
不況に強い演歌歌手、不況に弱いアイドル歌手
コアな客層をガッチリつかむ宝塚

第2章 デフレ不況で増殖する「心の消費」

デフレカルチャーとは何か
デフレが生んだ消費行為
社会現象にまでなった「心の消費」
不況はアイドルグループを生む
暗い世相に輝いたアイドルたち
「萌え」と「癒し」は内向き志向の反映か
デフレカルチャーと嫌消費
デフレ不況の希望の光
アイドル人気に経済の牽引力は求められない

第3章 全国的に認知された「おたく市場」

物語消費論と記号消費論
精神文化としてのデフレカルチャー
ゼロ年代の想像力の結晶
おたくへの視線の変化とAKB48の登場
なぜ一人勝ちを続けるのか

第4章 大相撲とAKB48と日本型雇用

インサイダーが強いアイドル業界
相撲部屋と芸能事務所の類似点
総選挙システムによる番付
入り口の透明性とファンとのふれあい重視
成果主義、その実態は熟練型年功序列
意図して生み出された逆転人事による刺激と息抜き
アイドルの高年齢化と終身雇用

第5章 アイドルグループの経済分析

集団化によるリスク分散
アイドルの会社的組織化
パッケージ売りとバラ売りの経済学的論考
実はパッケージ売りではないAKB48
AKB48型ビジネスモデルの泣き所

第6章 「ローカル」か「グローバル」か

地方から表舞台に出るルート
若い世代の地方回帰
内にこもる若者たち
ご当地アイドルの時代到来か
サブカルチャーのグローバル化とローカル化
海外おたく文化の源流

第7章 アイドル高年齢化のその後──

「身近にいる女の子」の小さな物語
AKB48キャラクター分類マトリクス
今後の課題、出口戦略
いつまでAKB48のメンバーでいられるのか
J・S・ミル 『功利主義論集』 川名雄一郎/山本圭一郎訳、京都大学学術出版会、2010年12月

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セジウィックの論説(一八三五年) 
ベンサム(一八三八年) 
ヒューウェルの道徳哲学(一八五二年) 
功利主義(一八六一年) 

補 論
『論説論考集』「序文」(一八五九年) 
『論説論考集』「附論」(一八五九年) 

解 説
索 引
トリストラム・スチュアート 『世界の食料ムダ捨て事情』 中村友訳、NHK出版、2010年12月

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はじめに 富の流出

第1部 消えゆく富

第1章 食べ物はみんなのもの
第2章 スーパーマーケット
第3章 製造業者
第4章 販売戦略としての消費期限
第5章 ウエストラインに気を配る
第6章 失われる土地----廃棄物が環境に及ぼす影響

第2部 無駄にされた作物

第7章 農業----ジャガイモには芽がある
第8章 魚----無駄の規模
第9章 虫とカビ----飢餓の国の無駄
第10章 もし、......だったら?

第3部 ゴミのなかに金がある

第11章 食物は食べるためにある
第12章 再分配----落ち穂拾いをする人たち
第13章 リサイクル----堆肥化とガス化
第14章 希望の島----日本、台湾、韓国
第15章 行動計画----ユートロフィアへの道
あとがき
今後の予定
予定なし

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