近刊・新刊情報 - 坂本達哉 『社会思想の歴史――マキアヴェリからロールズまで』 名古屋大学出版会、2014年4月

坂本達哉 『社会思想の歴史――マキアヴェリからロールズまで』 名古屋大学出版会、2014年4月

カテゴリ : 
新刊
執筆 : 
sato 2014-04-14
坂本達哉 『社会思想の歴史――マキアヴェリからロールズまで』 名古屋大学出版会、2014年4月

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目次

序 章 社会思想とは何か
 1 社会思想の歴史とは何か
 2 社会思想史の方法
 3 「時代」 と 「思想」 の文脈
 4 社会思想の基本問題 —— 「自由」 と 「公共」 の相関

第1章 マキアヴェリの社会思想
 1 「時代」 の文脈 —— 市場経済の復活と近代国家の胎動
 2 「思想」 の文脈 —— イタリア・ルネサンスの人文主義
 3 マキアヴェリの 「問題」
 4 『君主論』 の人間観
 5 『ディスコルシ』 の共和制論
 6 マキアヴェリにおける 「自由」 と 「公共」

第2章 宗教改革の社会思想
 1 「時代」 の文脈 —— 近代国家の出現と市場経済の発展
 2 「思想」 の文脈 —— ルネサンスから宗教改革へ
 3 宗教改革思想の 「問題」
 4 ルターの信仰義認論と万人司祭主義
 5 カルヴァンの予定説と資本主義の精神
 6 宗教改革思想における 「自由」 と 「公共」

第3章 古典的 「社会契約」 思想の展開
 1 「時代」 の文脈 —— 国際商業戦争の幕開け
 2 「思想」 の文脈 —— 科学革命から自然法学へ
 3 社会契約思想の 「問題」
 4 ホッブズの機械論的人間観と絶対主権の理論
 5 ロックの理性的人間観と政治社会論
 6 社会契約思想における 「自由」 と 「公共」

第4章 啓蒙思想と文明社会論の展開
 1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の発展
 2 「思想」 の文脈 —— フランスとスコットランド
 3 啓蒙思想の 「問題」
 4 フランス啓蒙の文明社会像 —— ヴォルテールから重農主義まで
 5 スコットランド啓蒙の文明社会像 —— ハチソンとヒューム
 6 啓蒙思想における 「自由」 と 「公共」

第5章 ルソーの文明批判と人民主権論
 1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の危機
 2 「思想」 の文脈 —— 啓蒙から文明批判へ
 3 ルソーの 「問題」」
 4 『社会契約論』 における一般意志と人民主権
 5 ルソーにおける 「自由」 と 「公共」

第6章 スミスにおける経済学の成立
 1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の危機を超えて 
 2 「思想」 の文脈 —— 啓蒙から社会科学へ
 3 スミスの 「問題」
 4 『道徳感情論』 における共感と道徳秩序
 5 『国富論』 における分業・市場・富裕
 6 スミスにおける 「自由」 と 「公共」

第7章 「哲学的急進主義」 の社会思想 —— 保守から改革へ
 1 「時代」 の文脈 —— 二重革命のはじまり
 2 「思想」 の文脈 —— バークとマルサス
 3 哲学的急進主義の 「問題」
 4 功利主義の思想 —— ベンサムとジェームズ・ミル
 5 古典派経済学の思想 —— リカードウの 『経済学原理』
 6 哲学的急進主義における 「自由」 と 「公共」

第8章 近代自由主義の批判と継承 —— 後進国における 「自由」
 1 「時代」 の文脈 —— 二重革命の光と影
 2 「思想」 の文脈 —— カント、フィヒテ、ロマン主義における自我の発見
 3 ヘーゲルの 「問題」
 4 ヘーゲルの学問論と市民社会論
 5 ヘーゲルにおける 「自由」 と 「公共」

第9章 マルクスの資本主義批判
 1 「時代」 の文脈 —— 資本主義の危機
 2 「思想」 の文脈 —— マルクス以前の社会主義
 3 マルクスの 「問題」
 4 哲学批判 —— 『経済学・哲学草稿』 から 『ドイツ・イデオロギー』 へ
 5 『資本論』 の資本主義批判
 6 マルクスにおける 「自由」 と 「公共」

第10章 J・S・ミルにおける文明社会論の再建
 1 「時代」 の文脈 —— 資本主義の変化と民主主義の進展
 2 「思想」 の文脈 —— 哲学的急進主義の再検討
 3 ミルの 「問題」
 4 哲学と道徳の革新
 5 社会主義の可能性
 6 ミルにおける 「自由」 と 「公共」

第11章 西欧文明の危機とヴェーバー
 1 「時代」 の文脈 —— 帝国主義と大衆社会
 2 「思想」 の文脈 —— 実証主義の諸潮流
 3 ヴェーバーの 「問題」
 4 『職業としての学問』 と近代合理主義の起源
 5 『職業としての政治』 と民主主義の運命
 6 ヴェーバーにおける 「自由」 と 「公共」

第12章 「全体主義」 批判の社会思想 —— フランクフルト学派とケインズ、ハイエク
 1 「時代」 の文脈 —— 世界大戦、ロシア革命、大恐慌
 2 「思想」 の文脈 —— 全体主義批判の諸相
 3 全体主義批判の 「問題」
 4 『啓蒙の弁証法』 の資本主義文明批判
 5 ケインズとハイエクにおける2つの自由主義
 6 全体主義批判における 「自由」 と 「公共」

第13章 現代 「リベラリズム」 の諸潮流
 1 「時代」 の文脈 —— 社会主義体制の成立と崩壊
 2 「思想」 の文脈 —— 「歴史の終わり」 か 「文明の衝突」 か
 3 現代リベラリズムの 「問題」
 4 ハーバーマスとロールズ
 5 ロールズにおける公正としての正義
 6 現代リベラリズムにおける 「自由」 と 「公共」

終 章 社会思想の歴史から何を学ぶか
 1 方法からの問い
 2 現代における 「自由」 と 「公共」 の可能性
今後の予定
予定なし

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