近刊・新刊情報 - 田中秀臣 『AKB48の経済学』 朝日新聞出版、2010年12月

田中秀臣 『AKB48の経済学』 朝日新聞出版、2010年12月

カテゴリ : 
新刊
執筆 : 
sato 2010-12-07
田中秀臣 『AKB48の経済学』 朝日新聞出版、2010年12月

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目次

プロローグ AKB48で日本経済がわかる

第1章 不況に強いビジネスモデル

赤字覚悟の低料金講演
インターネットの普及と音楽業界のビジネスモデル転換
ターゲットは若くて収入の低い おたく
おニャン子クラブの類似点、相違点
おニャン子のビジネスモデルを継いだモーニング娘。
おニャン子とモー娘から何を学んだか
「もしかしたら私も」と思わせる!
不況に強い演歌歌手、不況に弱いアイドル歌手
コアな客層をガッチリつかむ宝塚

第2章 デフレ不況で増殖する「心の消費」

デフレカルチャーとは何か
デフレが生んだ消費行為
社会現象にまでなった「心の消費」
不況はアイドルグループを生む
暗い世相に輝いたアイドルたち
「萌え」と「癒し」は内向き志向の反映か
デフレカルチャーと嫌消費
デフレ不況の希望の光
アイドル人気に経済の牽引力は求められない

第3章 全国的に認知された「おたく市場」

物語消費論と記号消費論
精神文化としてのデフレカルチャー
ゼロ年代の想像力の結晶
おたくへの視線の変化とAKB48の登場
なぜ一人勝ちを続けるのか

第4章 大相撲とAKB48と日本型雇用

インサイダーが強いアイドル業界
相撲部屋と芸能事務所の類似点
総選挙システムによる番付
入り口の透明性とファンとのふれあい重視
成果主義、その実態は熟練型年功序列
意図して生み出された逆転人事による刺激と息抜き
アイドルの高年齢化と終身雇用

第5章 アイドルグループの経済分析

集団化によるリスク分散
アイドルの会社的組織化
パッケージ売りとバラ売りの経済学的論考
実はパッケージ売りではないAKB48
AKB48型ビジネスモデルの泣き所

第6章 「ローカル」か「グローバル」か

地方から表舞台に出るルート
若い世代の地方回帰
内にこもる若者たち
ご当地アイドルの時代到来か
サブカルチャーのグローバル化とローカル化
海外おたく文化の源流

第7章 アイドル高年齢化のその後──

「身近にいる女の子」の小さな物語
AKB48キャラクター分類マトリクス
今後の課題、出口戦略
いつまでAKB48のメンバーでいられるのか
今後の予定
予定なし

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