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2011年 10月 1日
(土)
13時00分〜17時30分
勤労育成思想研究会
勤労育成思想研究会
Program
日時 2011年10月1日(土曜)、13時〜
場所 兵庫県立大学「淡水サロン」
神戸市中央区八幡通り4丁目2−12 フラワーロード第3ビル6階
各交通機関の三宮駅より徒歩10分(アクセスに関しては、次のURLを参照
http://www.tansuikai.org/salon.html)
◎第1報告 (13時10分〜14時20分)
松本哲人
『J・プリーストリーの教育哲学
――実践的教育論および勤労の育成――』
討論者:林直樹(京都大学)
◎第2報告 (14時30分〜15時40分)
松山直樹(北海道大学)
『A・マーシャルにおける経済進歩と「移動性」概念
――アメリカの産業状態に関する考察をめぐって――』
討論者(紙面):近藤真司(大阪府立大学)
◎第3報告 (15時50分〜17時)
宮林和弘(関西大学経済学研究科修士課程)
『ミルトン・フリードマンの新自由主義思想と麻薬合法化論
――J・S・ミルの自由主義思想の継承と断絶に焦点を絞って――』
討論者:佐藤方宣(大東文化大学)、吉野裕介(京都大学)
17時30分〜 次回以後の打ち合わせ(含懇親会)
場所:有味庵(
http://www.umaian.com/)
世話人 生越利昭(兵庫県立大学経済学部)
ogose@econ.u-hyogo.ac.jp
事 務 松本哲人
priestley.joseph@hotmail.com
<なお本研究会は科学研究費「イギリス18世紀における勤労育成思想の体系的研究」(研究代表者:生越利昭、挑戦的萌芽研究、課題番号22653026、2010-2011年)から助成を受けています。>
<本研究会の趣旨>
本研究会は、「勤労育成の思想」を解明し、その社会的背景や制度的基盤を分析し、時代の転換を可能にした時代思潮を体系的に解明するための研究者間の意見交換の場として設けられた。「勤労育成の思想」という視座は、産業革命が初めて起こったとされる18世紀のイギリスにおいて誕生したものであるだろう。しかしながら、イギリスという特定地域に限定するだけでなく、そのような視座を日本やアメリカをはじめとする各国にも適用し、その独自性やイギリスとの違いを考察することにより、「勤労育成の思想」に関する多角的な視点を得ようという試みである。
これまでの研究では、個別思想家の見解や著名企業家の経営手法がそれぞれ経済思想史や経営史の領域で解明されてきた。しかし、この重要な担い手(経営者ないしそのもとで働く労働者)が社会全体としてどのように形成されたか、その形成過程を総体として扱う思想史的解明は、これまで不十分であったように思われる。本研究会は、これまでの思想史において欠落していた「勤労育成」という視点から、18世紀イギリス思想史を捉えなおす視点や機会を提供するものでもある。
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