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牧野邦昭『経済学者たちの日米開戦――秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』新潮選書、2018年5月

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目次

はじめに

第1章 満洲国と秋丸機関
 満洲事変から太平洋戦争へ
 陸軍省戦争経済研究班(秋丸機関)の創設
 満洲国における秋丸次朗
 秋丸次朗の国力認識
 「陸軍版満鉄調査部」としての秋丸機関
 有沢広巳の参加
「 秋丸機関」の結成

第2章 新体制運動の波紋
 新体制運動をめぐって
 有沢広巳と経済新体制
 秋丸機関の苦心
 新体制運動の挫折がもたらしたもの

第3章 秋丸機関の活動
 「班報」に見る秋丸機関の研究
 秋丸機関の世界情勢認識
 秋丸機関の研究手法
 日本班の報告
 研究の遅延
 秋丸機関の「中間報告」

第4章 報告書は何を語り、どう受け止められたのか
 昭和16年前半の世界情勢
 報告書の作成時期
 報告内容についての証言の食い違い
 報告書の「発見」
 『英米合作経済抗戦力調査』の内容
 重要なのは『独逸経済抗戦力調査』
 報告書は何を伝えたかったのか
 秘密ではなかった秋丸機関報告書の内容
 報告書はどう受け止められたのか1ー通説の問題点
 報告書はどう受け止められたのか2ー異説の問題点
 「陸軍上層部への報告会」とは何なのか
 北進か南進か
 「北進させない」ためのレトリック
 「対英米開戦」ではなく「対英米ソ開戦」の回避

第5章 なぜ開戦の決定が行われたのか
 岩畔大佐と新庄大佐は何を伝えようとしたのか
 陸軍省戦備課の判断
 アクティブラーニングの一環だった総力戦研究所のシミュレーション
 「正確な情報」は皆知っていた
 なぜリスクの高い選択が行われたのか1―行動経済学による説明
 なぜリスクの高い選択が行われたのか2―社会心理学による説明
 硬化する世論と悩む指導者
 「国際情勢の推移」に期待した開戦の決定
 先の見通しが立たなかったからこそ始まった戦争

第6章 「正しい戦略」とは何だったのか
 秋丸機関の「戦略」は有効だったか
 日本とドイツとのすれ違い
 陸軍と海軍の戦略不一致
 根本的な問題1―日本の船舶の減少
 根本的な問題2―アメリカの造船力の桁外れの大きさ
 「日英米開戦」はどうすれば避けられ、経済学者は何をすべきだったのか

第7章 戦中から戦後へ
 「一部の」報告書や資料の回収の可能性
 ゾルゲ事件の影響
 大本営での秋丸次朗と秋丸機関の「武村機関」化
 秋丸機関の解散
 その後の秋丸次朗
 その後の武村忠雄
 その後の有沢広巳

おわりに
サミュエル フライシャッカー 『分配的正義の歴史』中井大介訳、晃洋書房、2017年4月

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目次

第1章 アリストテレスからアダム・スミスへ
 二種類の正義
 必要性という権利
 財産権
 共有の試みとユートピア的な著作
 救貧法

第2章 一八世紀
 市民的平等―ルソー
 貧民像の変化―スミス
 人間がもつ等しい価値―カント
 正義のヴァンドーム法廷へ―バブーフ

第3章 バブーフからロールズへ
 反動
 実証主義者たち
 マルクス
 功利主義者たち
 ロールズ
 ロールズ以後
村井明彦 『グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界―(上)(下)』名古屋大学出版会、2017年4月

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目次

はじめに
グリーンスパンという神話 / リバタリアンの中央銀行家? / 背景としての大陸経済学 / 本書の構成とねらい

第I部 グリーンスパンのアイン・ランド・コネクション

第1章 我あり、ゆえに我思う
1 マンハッタン・マン
輪中都市に生まれて / 音楽と数学に魅かれて
2 我あり、ゆえにわれ思う
アイン・ランドとは誰か / ランド哲学の要諦 / 理性の復権 / 人間の本源的利己性 / 取引者がつくる資本主義社会
3 資本主義はまだ成立していない
経済学者の裏切り / 部族主義なる古代の遺物
4 葬儀屋の反デカルト的転回
自分の存在を疑う葬儀屋 / 葬儀屋とランドの対立と融和 / 批判からランドを護るグリーンスパン

第2章 中央銀行を嫌う中央銀行家の肖像
1 ニューヨークのリバタリアン・コネクション
ニューヨークに集う大陸知識人たち / NBI(ブランデン研究所) / オーストリア学派とランド
2 「自由社会の経済学」の反連邦準備論
師グリーンスパン / 「自由社会の経済学」講義
3 「金と経済的自由」の金本位制論
論文「金と経済的自由」 / 大恐慌を生んだ連邦準備 / 金本位制と福祉国家の二律背反 / 中央銀行が大嫌いな未来の中央銀行総裁
4 パークスとの対話
フェドスピークと日常語 / そんなことを聞きたがる人間はいませんよ
5 ロン・ポールとの議会討論
擬似金本位制 / オーストリア学派を讃えるグリーンスパン

第3章 グリーンスパンの資本理論
1 商学的経済学
経済分析への船出 / ユニークなマクロ経済学観
2 利子率と景気循環
中世から続く利子理論の伝統 / ABCTの概要
3 論文「株価と資本価値評定」
将来割引率 / 論文「株価と資本価値評定」
4 グリーンスパンとケインズの距離
流動性選好と資本の限界効率 / ケインズと違う株価決定論 / ケインズと違う完全雇用仮定
5 ミーゼス理論と「株価と資本価値評定」
グリーンスパンの資本理論 / ABCT発展の試み

補論1 二つの経済学
1 二つの限界原理
従来の経済学史の盲点 / 限界革命における視点の相違 / メンガーの革新性
2 限界革命の革命限界
等価交換など存在しない / アリストテレスの呪縛 / 限界革命における主観性の欠如 / ワルラスの場合 / 限界革命の革命限界
3 均衡した循環、ERE(均等循環経済)
英米経済学の単期合理性と静態効率 / 一般一時均衡を超えて一般恒久均衡を確立したERE
4 ABCT(オーストリア学派景気循環論)
貨幣に限界原理を適用するという問題 / 不況期の無妨害市場と妨害市場

第II部 ワシントンでの二十一年

第4章 CEAと臨床経済学
1 福祉国家とCEA
アメリカの国難とCEA / グリーンスパン、CEA委員長に就任する
2 EMMT(有効貨幣変動論)
論文「金融理論の応用」 / 議論の背景と要点
3 1974年の景気後退と週間GNP
1974年に起きたこと / グリーンスパンの診断
4 大膨張下のフォードノミクス
大膨張と投資の短期化 / ケインズは生まれる前に論駁されていた / フォードノミクス
5 フォード時代にあった新自由主義の起源
フォードに信頼されるグリーンスパン / 響き合うフォードとグリーンスパン
6 宿題としての金融政策
グリーンスパンの大膨張分析 / 政府やFRBを批判し代案を示すCEA委員長

第5章 大平準
1 予防的利上げと大平準
大平準とは? / FOMCでの議論と予防的利上げ
2 大平準とフリードマンの問い
フリードマン、敗北を認める / 途方に暮れています
3 マンキューの評価
驚くべき安定性 / グリーンスパン不在のグリーンスパン論
4 テイラー・ルールのパラドクス
線形式型ルールの盲点 / 数値は何を語るか?

【下巻主要目次】
第II部 ワシントンでの二十一年(承前)
第6章 「根拠なき熱狂」講演の根拠
補論2 政策適用による経済学の科学性の検証
第III部 第二次大恐慌と中央銀行制の限界
第7章 第二次大恐慌
第8章 企業の固定資本投資と擬似金本位制
第9章 中央銀行のパラドクス
補論3 現代を近代より退行させた大恐慌
第II部 ワシントンでの二十一年(承前)

第6章 「根拠なき熱狂」講演の根拠
1 「根拠なき熱狂」講演
講演の構成と主旨 / 戦後金融政策史と「根拠なき熱狂」
2 ゴンザレスの詰問と「消えた博論」騒ぎ
「中央銀行の独立性」の無意味 / 批判する側の無知
3 ブライアンの「金の十字架」演説と連邦準備
「金の十字架」演説とインフレ主義 / ブライアンと連邦準備創設 / あれから百年
4 「根拠なき熱狂」講演の根拠
大平準の幕引き / 民主主義と中央銀行の二律背反

補論2 政策適用による経済学の科学性の検証
1 経済学関係論と経済機械観
経済学の五つの手法 / 経済を機械と見たい経済学者たち / グリーンスパンの立ち位置の理由
2 ブレンターノの復古的刷新とその衝撃
科学基礎論としての精神作用学 / 価値評定における情意と理性
3 社会科学の科学性とモダニティ
科学の説明力と操作力 / 実在的自然法の支配と経済学

第III部 第二次大恐慌と中央銀行制の限界

第7章 第二次大恐慌
1 第二次大恐慌とその原因
大恐慌の再来 / 国際要因の非重要性
2 危機直後のグリーンスパン
論文「危機」 / 危機の原因と擬似金本位制の出口戦略 / シュレーディンガーの猫の死亡
3 オーストリア学派からの批判
ハイエク程度の人物 / 承知のうえで不誠実なことをした
4 主流派からの批判および応答
テイラーとの応酬 / マンキューのコメント / 「怪」発言の真意

第8章 企業の固定資本投資と擬似金本位制
1 企業家と経済学体系
完全競争と無妨害競争 / 二つの競争理論と二つの経済学
2 積極主義と対リスク萎縮
善意で市場を混乱させ続ける政府 / CFRインタビュー
3 大膨張と大平準の示唆
企業家と帰属理論 / 政策形成におけるイデオロギーの役割
4 景気循環と経済運営の常識
グリーンスパンの政策原理 / 景気循環は経済の正常な姿である

第9章 中央銀行のパラドクス
1 貨幣の起源と微少準備銀行のしくみ
貨幣起源の理論と銀行業 / 微少準備銀行制
2 一般人を貨幣から隔離する中央銀行
微少準備銀行制からの中央銀行の生成 / 一般人の貨幣からの隔離
3 金融規制と非伝統的金融政策
金融規制の有害性 / 量的緩和の有害性
4 金の市場性と至上性
中央銀行家の苦境と金の存在感 / 擬似金本位制と金本位制

補論3 現代を近代より退行させた大恐慌
1 19世紀の金融論争とその意味
ボイドとキングの大陸経済学的分析 / ウィートリとリカードの英米経済学的分析
2 19世紀の経済安定とその秘密
貨幣制度と物価の長期推移 / 金本位制とデフレ成長
3 物価安定という貨幣インフレ
貨幣増の効果の理論と物価 / 物価安定型貨幣インフレと大恐慌 / 大恐慌期の主なデータ
4 大恐慌と歴史の退行
金の十字架、連邦準備創設、物価安定論、大恐慌 / 人間・国家・社会科学技術
福原明雄 『リバタリアニズムを問い直す: 右派/左派対立の先へ』ナカニシヤ出版、2017年4月

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目次

はじめに――リバタリアニズムの状況から

第一章 リバタリアニズムの自画像を描きなおす――国家規模論から分配原理論へ

第二章 リバタリアニズムと正当化根拠

第三章 自己所有権と「リバタリアニズムの人間観」

第四章 自己所有権と自由――干渉の欠如から、自己所有権に形態を規定された自由へ

第五章 リバタリアニズムと分配原理
      ――「中道リバタリアニズム」への道案内

おわりに

参考文献
索引
田上孝一編著『権利の哲学入門』社会評論社、2017年2月

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目次

第I部 - - - - 権利の思想史

第1章 アリストテレス政治哲学における権利概念 - - - - 石野敬太
第2章 古代ローマにおける市民権と自由 - - - - 鷲田睦朗
第3章 トマス・アクイナスにおける私的所有権 - - - - 川元 愛
第4章 ホップスの権利論 - - - - 新村 聡
第5章 ロックの権利論 - - - - 小城拓理
第6章 ルソーの権利論 - - - - 吉田修馬
第7章 カントの権利論 - - - - 綱谷壮介
第8章 J・S・ミルの権利論 - - - - 小沢佳史
第9章 ヘーゲルの権利論 - - - - 荒川幸也
第10章 マルクスの権利論 - - - - 松井 暁

第II部 - - - - 現代の権利論

第11章 現代リベラリズムにおける権利論 - - - - 高木智史
第12章 権利基底道徳と権利の正当化の問題 - - - - 伊藤克彦
第13章 権利と潜在能力アプローチ - - - - 玉手慎太郎
第14章 プロレタリアと想像力への権利 - - - - 入江公康
第15章 市民の権利 - - - - 斉藤 尚
第16章 国家は誰のものか? - - - - 近藤和貴
第17章 フェミニズムの権利論 - - - - 柳原良江
第18章 患者の権利 - - - - 勝井恵子
第19章 将来世代の権利 - - - - 永石尚也
第20章 動物の権利 - - - - 田上孝一
益永淳編著 『経済学の分岐と総合』中央大学出版部、2017年2月

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目次

第1章  アダム・スミスにおける金銀―グローバル商品としての金銀―
第2章  アダム・スミスの教育経済論と共感論―アダム・スミス『国富論』と『道徳感情論』との関連で―
第3章  デュガルド・スチュアートにおける経済学の目的と多様性―ジェイムズ・スチュアートの多様性論との関連で―
第4章  ジェイムズ・ミルの経済学方法論
第5章  リチャード・ジョーンズの地代論 ― 一国の租税支払い能力の視点から―
第6章  レオン・ワルラスの経済学とフランス経済―資本理論・土地国有化・自由貿易―
第7章  フランク・ナイトのリカードウ批判をめぐって
第8章 『国際経済学』におけるハロッドのヴィジョン―同書の改訂内容をめぐって―
第9章  高島善哉における価値論の「復位」と展開
第10章 安倍政権の足跡とその施策―イワ・クロ・アベノミクスにたいする批判も含めて―
 
■編者紹介
益永 淳 (ますなが あつし)  研究員  中央大学経済学部准教授

■執筆者紹介

(執筆順)*研究員等の所属は中央大学経済研究所です。
八幡 清文(やはた きよふみ)  客員研究員   フェリス女学院大学名誉教授
前原 直子(まえはら なおこ)  客員研究員   法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員
荒井 智行(あらい ともゆき)  客員研究員   東京福祉大学国際交流センター特任講師
只腰 親和(ただこし ちかかず)  研究員    中央大学経済学部教授
益永  淳(ますなが あつし)   研究員    中央大学経済学部准教授
盒供 聡 (たかはし さとし)  客員研究員   中央大学大学院経済学研究科客員講師
和田 重司(わだ しげし)    客員研究員   中央大学名誉教授
伊藤 正哉(いとう まさや)   客員研究員   佐賀大学経済学部准教授
音無 通宏(おとなし みちひろ) 客員研究員   中央大学名誉教授
笹原 昭五(ささはら しょうご) 客員研究員   中央大学名誉教授
鍋島直樹 『ポスト・ケインズ派経済学―マクロ経済学の革新を求めて』 名古屋大学出版会、2017年3月

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目次

序 章 正統派経済学への挑戦
     1 本書の目的
     2 経済学史というアプローチ
     3 ケインズ経済学の興隆と退潮、そして再生へ
     4 本書の構成

  第吃堯.櫂好函Ε吋ぅ鵐最彪从儚悗領鮖砲噺従

第1章 ポスト・ケインズ派経済学の史的展開
       —— ケインズとカレツキの統合に向かって
     はじめに
     1 ポスト・ケインズ派経済学には一貫性があるのか
     2 ケインズとカレツキの現代的加工
     3 ケインズ = カレツキ総合の可能性
     4 ポスト・ケインズ派経済学の将来

第2章 ポスト・ケインズ派経済学の方法と理論
     はじめに
     1 異端派経済学としてのポスト・ケインズ派経済学
     2 ポスト・ケインズ派の経済理論
     3 ポスト・ケインズ派経済学の進路
     補論 日本におけるポスト・ケインズ派経済学

第3章 ケインズおよびポスト・ケインズ派の経済政策論
       —— 「投資の社会化」 論を中心に
     はじめに
     1 ケインズにおける 「投資の社会化」 論の展開
     2 21世紀のケインジアン経済政策に向けて
     おわりに

  第局堯.櫂好函Ε吋ぅ鵐最匹砲ける貨幣・金融理論の展開

第4章 ポスト・ケインズ派貨幣経済論の回顧と展望
     はじめに
     1 「生産の貨幣理論」 に向かって
     2 貨幣経済における失業の原因
     3 内生的貨幣供給理論の展開
     4 内生的貨幣の一般理論
     5 今日の課題 —— 「ニュー・コンセンサス」 への対抗

第5章 現代主流派マクロ経済学の批判的考察
       —— 「貨幣的分析」 の視点から
     はじめに
     1 ニュー・コンセンサス・マクロ経済学の基本的枠組み
     2 ニュー・コンセンサスに対するポスト・ケインズ派の批判
     3 「自然利子率」 の概念をめぐって
     おわりに

第6章 金融化と現代資本主義 —— 新自由主義の危機をどう見るか
     はじめに
     1 アメリカ資本主義の歴史的進化
     2 金融化とマクロ経済
     3 新自由主義の危機
     4 グローバル・ケインジアン・ニューディールに向かって
     おわりに

  第敬堯.潺鵐好ーの金融不安定性理論の可能性

第7章 ミンスキーの逆説 —— 金融不安定性仮説の射程
     はじめに
     1 ミンスキーの投資理論
     2 安定性が不安定性を生み出す
     3 経済政策の費用と便益
     おわりに

第8章 金融的動学と制度的動学 —— ミンスキーの資本主義経済像
     はじめに
     1 資本主義経済の金融的動学
     2 不安定な経済を安定化する
     3 抑止的システムの二面的性格
     おわりに

第9章 金融不安定性仮説の意義と限界
       —— アメリカ・ラディカル派の視角から
     はじめに
     1 「ハリネズミ・モデル」 の限界
     2 新自由主義時代における経済危機の基本的性格
     3 世界金融危機をどう解釈するか
     4 経済危機の理論の統合に向けて

  第孤堯.レツキと現代経済

第10章 カレツキの資本主義経済論
     はじめに
     1 「一般理論」 の独立の発見
     2 価格と分配の独占度理論
     3 利潤と国民所得の決定
     4 投資と景気循環
     5 完全雇用の政治経済学
     6 カレツキ経済学の可能性
     補論 カレツキの生涯

第11章 カレツキのマクロ経済学の核心
       —— 「有効需要の理論」 の意義と可能性
     はじめに
     1 「一般理論」 の同時発見
     2 パティンキンの異義ををめぐって
     3 カレツキの 「擬似均衡」 モデル
     4 経済成長の源泉はどこにあるのか
     おわりに

第12章 カレツキの経済政策論 —— 完全雇用の政治経済学
     はじめに
     1 カレツキと社会主義
     2 完全雇用の実現のために
     3 ケインズ主義との交錯
     4 資本主義のもとでの永続的な完全雇用は可能か
     5 カレツキの教訓

終 章 ポスト・ケインズ派経済学の課題と展望
     1 ケインズ主義から新自由主義へ
     2 ケインズとカレツキを超えて
     3 ポスト・ケインズ派経済学の到達点
     4 現在の危機にどう立ち向かうか