近刊・新刊情報 - 201605のエントリ
・稲葉振一郎 『不平等との闘い――ルソーからピケティまで』文春新書、2016年5月
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目次
0 はじめに 18世紀のルソーから、21世紀へのピケティへと回帰してみる
ルソー『人間不平等起源論』/スミス『国富論』
1 スミスと古典派経済学
資本主義のもとでの不平等
2 マルクス 労働力商品
「労働力」の発見/技術革新が失業者を生む?/原因は“資本蓄積”/技術革新の思想
3 新古典派経済学
民主化の時代の成立/「誰もが資本家になりうる」可能性/「人的資本」という視点
4 経済成長をいかに論じるか
新古典派はなぜ成長と分配問題への関心を低下させたか/技術革新と生産性との関係
5 人的資本と労働市場の階層構造
労使関係の変容/「発展段階論」による歴史変化の説明/労働者間の格差は「人的資本」
6 不平等ルネサンス(1)
はっきりしない「成長と分配」の理論
7 不平等ルネサンス(2)
「生産と分配の理論」のモデルを考える/格差は温存されるか、平等化が実現するか
8 不平等ルネサンス(3)
不平等は悪なのか?―ルソーとスミスの対決からピケティへ
9 ピケティ『21世紀の資本』
インフレを重視/「r〉g」は歴史的に常態
10 ピケティからこころもち離れて
ピケティの論敵たち/論じていない格差問題
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目次
0 はじめに 18世紀のルソーから、21世紀へのピケティへと回帰してみる
ルソー『人間不平等起源論』/スミス『国富論』
1 スミスと古典派経済学
資本主義のもとでの不平等
2 マルクス 労働力商品
「労働力」の発見/技術革新が失業者を生む?/原因は“資本蓄積”/技術革新の思想
3 新古典派経済学
民主化の時代の成立/「誰もが資本家になりうる」可能性/「人的資本」という視点
4 経済成長をいかに論じるか
新古典派はなぜ成長と分配問題への関心を低下させたか/技術革新と生産性との関係
5 人的資本と労働市場の階層構造
労使関係の変容/「発展段階論」による歴史変化の説明/労働者間の格差は「人的資本」
6 不平等ルネサンス(1)
はっきりしない「成長と分配」の理論
7 不平等ルネサンス(2)
「生産と分配の理論」のモデルを考える/格差は温存されるか、平等化が実現するか
8 不平等ルネサンス(3)
不平等は悪なのか?―ルソーとスミスの対決からピケティへ
9 ピケティ『21世紀の資本』
インフレを重視/「r〉g」は歴史的に常態
10 ピケティからこころもち離れて
ピケティの論敵たち/論じていない格差問題
・中野力 『人口論とユートピア――マルサスの先駆者ロバート・ウォーレス』昭和堂、2016年5月
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目次
はじめに
第1章 マルサスの先駆者としてのウォーレスの経済論と人口論――海外四学位論文をめぐって
第2章 ロバート・ウォーレスの宗教論――前期ウォーレス
第3章 1740年代のウォーレス――ウォーレスの経済論の萌芽
第4章 1750年代前半のウォーレス――『人口論』と『従順な服従』
第5章 1750年代後半のウォーレス(1) ロバート・ウォーレスと「『ダグラス』論争」――演劇とスコットランド教会
第6章 1750年代後半のウォーレス(2) ロバート・ウォーレスとジョン・ブラウンの政治・経済思想
第7章 1760年代のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスの描くユートピア――人智と神慮との関連で
第8章 1760年代のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとモーペルテュイの幸・不幸論
第9章 1760年代のウォーレス(3)ロバート・ウォーレスとケイムズ卿の自由・必然論
第10章 ウォーレス、ゴドウィン、マルサスの人口論とユートピア――マルサスの先駆者としてのウォーレス
第11章 ウォーレスとマルサスの人口論――ハズリットのマルサス批判を中心に
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目次
はじめに
第1章 マルサスの先駆者としてのウォーレスの経済論と人口論――海外四学位論文をめぐって
第2章 ロバート・ウォーレスの宗教論――前期ウォーレス
第3章 1740年代のウォーレス――ウォーレスの経済論の萌芽
第4章 1750年代前半のウォーレス――『人口論』と『従順な服従』
第5章 1750年代後半のウォーレス(1) ロバート・ウォーレスと「『ダグラス』論争」――演劇とスコットランド教会
第6章 1750年代後半のウォーレス(2) ロバート・ウォーレスとジョン・ブラウンの政治・経済思想
第7章 1760年代のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスの描くユートピア――人智と神慮との関連で
第8章 1760年代のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとモーペルテュイの幸・不幸論
第9章 1760年代のウォーレス(3)ロバート・ウォーレスとケイムズ卿の自由・必然論
第10章 ウォーレス、ゴドウィン、マルサスの人口論とユートピア――マルサスの先駆者としてのウォーレス
第11章 ウォーレスとマルサスの人口論――ハズリットのマルサス批判を中心に