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近刊・新刊情報 - 新刊カテゴリのエントリ

サミュエル フライシャッカー 『分配的正義の歴史』中井大介訳、晃洋書房、2017年4月

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目次

第1章 アリストテレスからアダム・スミスへ
 二種類の正義
 必要性という権利
 財産権
 共有の試みとユートピア的な著作
 救貧法

第2章 一八世紀
 市民的平等―ルソー
 貧民像の変化―スミス
 人間がもつ等しい価値―カント
 正義のヴァンドーム法廷へ―バブーフ

第3章 バブーフからロールズへ
 反動
 実証主義者たち
 マルクス
 功利主義者たち
 ロールズ
 ロールズ以後
村井明彦 『グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界―(上)(下)』名古屋大学出版会、2017年4月

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目次

はじめに
グリーンスパンという神話 / リバタリアンの中央銀行家? / 背景としての大陸経済学 / 本書の構成とねらい

第I部 グリーンスパンのアイン・ランド・コネクション

第1章 我あり、ゆえに我思う
1 マンハッタン・マン
輪中都市に生まれて / 音楽と数学に魅かれて
2 我あり、ゆえにわれ思う
アイン・ランドとは誰か / ランド哲学の要諦 / 理性の復権 / 人間の本源的利己性 / 取引者がつくる資本主義社会
3 資本主義はまだ成立していない
経済学者の裏切り / 部族主義なる古代の遺物
4 葬儀屋の反デカルト的転回
自分の存在を疑う葬儀屋 / 葬儀屋とランドの対立と融和 / 批判からランドを護るグリーンスパン

第2章 中央銀行を嫌う中央銀行家の肖像
1 ニューヨークのリバタリアン・コネクション
ニューヨークに集う大陸知識人たち / NBI(ブランデン研究所) / オーストリア学派とランド
2 「自由社会の経済学」の反連邦準備論
師グリーンスパン / 「自由社会の経済学」講義
3 「金と経済的自由」の金本位制論
論文「金と経済的自由」 / 大恐慌を生んだ連邦準備 / 金本位制と福祉国家の二律背反 / 中央銀行が大嫌いな未来の中央銀行総裁
4 パークスとの対話
フェドスピークと日常語 / そんなことを聞きたがる人間はいませんよ
5 ロン・ポールとの議会討論
擬似金本位制 / オーストリア学派を讃えるグリーンスパン

第3章 グリーンスパンの資本理論
1 商学的経済学
経済分析への船出 / ユニークなマクロ経済学観
2 利子率と景気循環
中世から続く利子理論の伝統 / ABCTの概要
3 論文「株価と資本価値評定」
将来割引率 / 論文「株価と資本価値評定」
4 グリーンスパンとケインズの距離
流動性選好と資本の限界効率 / ケインズと違う株価決定論 / ケインズと違う完全雇用仮定
5 ミーゼス理論と「株価と資本価値評定」
グリーンスパンの資本理論 / ABCT発展の試み

補論1 二つの経済学
1 二つの限界原理
従来の経済学史の盲点 / 限界革命における視点の相違 / メンガーの革新性
2 限界革命の革命限界
等価交換など存在しない / アリストテレスの呪縛 / 限界革命における主観性の欠如 / ワルラスの場合 / 限界革命の革命限界
3 均衡した循環、ERE(均等循環経済)
英米経済学の単期合理性と静態効率 / 一般一時均衡を超えて一般恒久均衡を確立したERE
4 ABCT(オーストリア学派景気循環論)
貨幣に限界原理を適用するという問題 / 不況期の無妨害市場と妨害市場

第II部 ワシントンでの二十一年

第4章 CEAと臨床経済学
1 福祉国家とCEA
アメリカの国難とCEA / グリーンスパン、CEA委員長に就任する
2 EMMT(有効貨幣変動論)
論文「金融理論の応用」 / 議論の背景と要点
3 1974年の景気後退と週間GNP
1974年に起きたこと / グリーンスパンの診断
4 大膨張下のフォードノミクス
大膨張と投資の短期化 / ケインズは生まれる前に論駁されていた / フォードノミクス
5 フォード時代にあった新自由主義の起源
フォードに信頼されるグリーンスパン / 響き合うフォードとグリーンスパン
6 宿題としての金融政策
グリーンスパンの大膨張分析 / 政府やFRBを批判し代案を示すCEA委員長

第5章 大平準
1 予防的利上げと大平準
大平準とは? / FOMCでの議論と予防的利上げ
2 大平準とフリードマンの問い
フリードマン、敗北を認める / 途方に暮れています
3 マンキューの評価
驚くべき安定性 / グリーンスパン不在のグリーンスパン論
4 テイラー・ルールのパラドクス
線形式型ルールの盲点 / 数値は何を語るか?

【下巻主要目次】
第II部 ワシントンでの二十一年(承前)
第6章 「根拠なき熱狂」講演の根拠
補論2 政策適用による経済学の科学性の検証
第III部 第二次大恐慌と中央銀行制の限界
第7章 第二次大恐慌
第8章 企業の固定資本投資と擬似金本位制
第9章 中央銀行のパラドクス
補論3 現代を近代より退行させた大恐慌
第II部 ワシントンでの二十一年(承前)

第6章 「根拠なき熱狂」講演の根拠
1 「根拠なき熱狂」講演
講演の構成と主旨 / 戦後金融政策史と「根拠なき熱狂」
2 ゴンザレスの詰問と「消えた博論」騒ぎ
「中央銀行の独立性」の無意味 / 批判する側の無知
3 ブライアンの「金の十字架」演説と連邦準備
「金の十字架」演説とインフレ主義 / ブライアンと連邦準備創設 / あれから百年
4 「根拠なき熱狂」講演の根拠
大平準の幕引き / 民主主義と中央銀行の二律背反

補論2 政策適用による経済学の科学性の検証
1 経済学関係論と経済機械観
経済学の五つの手法 / 経済を機械と見たい経済学者たち / グリーンスパンの立ち位置の理由
2 ブレンターノの復古的刷新とその衝撃
科学基礎論としての精神作用学 / 価値評定における情意と理性
3 社会科学の科学性とモダニティ
科学の説明力と操作力 / 実在的自然法の支配と経済学

第III部 第二次大恐慌と中央銀行制の限界

第7章 第二次大恐慌
1 第二次大恐慌とその原因
大恐慌の再来 / 国際要因の非重要性
2 危機直後のグリーンスパン
論文「危機」 / 危機の原因と擬似金本位制の出口戦略 / シュレーディンガーの猫の死亡
3 オーストリア学派からの批判
ハイエク程度の人物 / 承知のうえで不誠実なことをした
4 主流派からの批判および応答
テイラーとの応酬 / マンキューのコメント / 「怪」発言の真意

第8章 企業の固定資本投資と擬似金本位制
1 企業家と経済学体系
完全競争と無妨害競争 / 二つの競争理論と二つの経済学
2 積極主義と対リスク萎縮
善意で市場を混乱させ続ける政府 / CFRインタビュー
3 大膨張と大平準の示唆
企業家と帰属理論 / 政策形成におけるイデオロギーの役割
4 景気循環と経済運営の常識
グリーンスパンの政策原理 / 景気循環は経済の正常な姿である

第9章 中央銀行のパラドクス
1 貨幣の起源と微少準備銀行のしくみ
貨幣起源の理論と銀行業 / 微少準備銀行制
2 一般人を貨幣から隔離する中央銀行
微少準備銀行制からの中央銀行の生成 / 一般人の貨幣からの隔離
3 金融規制と非伝統的金融政策
金融規制の有害性 / 量的緩和の有害性
4 金の市場性と至上性
中央銀行家の苦境と金の存在感 / 擬似金本位制と金本位制

補論3 現代を近代より退行させた大恐慌
1 19世紀の金融論争とその意味
ボイドとキングの大陸経済学的分析 / ウィートリとリカードの英米経済学的分析
2 19世紀の経済安定とその秘密
貨幣制度と物価の長期推移 / 金本位制とデフレ成長
3 物価安定という貨幣インフレ
貨幣増の効果の理論と物価 / 物価安定型貨幣インフレと大恐慌 / 大恐慌期の主なデータ
4 大恐慌と歴史の退行
金の十字架、連邦準備創設、物価安定論、大恐慌 / 人間・国家・社会科学技術
益永淳編著 『経済学の分岐と総合』中央大学出版部、2017年2月

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目次

第1章  アダム・スミスにおける金銀―グローバル商品としての金銀―
第2章  アダム・スミスの教育経済論と共感論―アダム・スミス『国富論』と『道徳感情論』との関連で―
第3章  デュガルド・スチュアートにおける経済学の目的と多様性―ジェイムズ・スチュアートの多様性論との関連で―
第4章  ジェイムズ・ミルの経済学方法論
第5章  リチャード・ジョーンズの地代論 ― 一国の租税支払い能力の視点から―
第6章  レオン・ワルラスの経済学とフランス経済―資本理論・土地国有化・自由貿易―
第7章  フランク・ナイトのリカードウ批判をめぐって
第8章 『国際経済学』におけるハロッドのヴィジョン―同書の改訂内容をめぐって―
第9章  高島善哉における価値論の「復位」と展開
第10章 安倍政権の足跡とその施策―イワ・クロ・アベノミクスにたいする批判も含めて―
 
■編者紹介
益永 淳 (ますなが あつし)  研究員  中央大学経済学部准教授

■執筆者紹介

(執筆順)*研究員等の所属は中央大学経済研究所です。
八幡 清文(やはた きよふみ)  客員研究員   フェリス女学院大学名誉教授
前原 直子(まえはら なおこ)  客員研究員   法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員
荒井 智行(あらい ともゆき)  客員研究員   東京福祉大学国際交流センター特任講師
只腰 親和(ただこし ちかかず)  研究員    中央大学経済学部教授
益永  淳(ますなが あつし)   研究員    中央大学経済学部准教授
盒供 聡 (たかはし さとし)  客員研究員   中央大学大学院経済学研究科客員講師
和田 重司(わだ しげし)    客員研究員   中央大学名誉教授
伊藤 正哉(いとう まさや)   客員研究員   佐賀大学経済学部准教授
音無 通宏(おとなし みちひろ) 客員研究員   中央大学名誉教授
笹原 昭五(ささはら しょうご) 客員研究員   中央大学名誉教授
西部忠編 『経済からみた国家と社会 (リーディングス 戦後日本の思想水脈 第8巻)』 岩波書店、2017年1月

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目次

刊行にあたって
凡例

機\衫痢戦後復興 ――傾斜生産方式とインフレーション
直面するインフレーション(一九四六年) ……大内兵衛
日本経済の破局を救うもの ――現実過程の分析(一九四七年) ……有沢広巳
我が国農村の封建性(一九四六年) ……宇野弘蔵
コラム:「昭和二二年経済実相報告書」に見る都留重人のプラグマティズム

供\長と変革 ――共同体、国家独占資本主義、市民社会、マルクス主義
共同体とその物質的基盤(抄)(一九五五年) ……大塚久雄
民主主義的言辞による資本主義への忠勤――国家独占資本主義段階における改良主義批判(抄)(一九五九年) ……姫岡玲治(青木昌彦)
市民社会と社会主義(抄)(一九六九年) ……平田清明

掘〇埔譴箸修粒杏堯 宗住餮燦漏蕁環境保護、フェミニズム
自動車政策は間違っている(一九七〇年) ……宇沢弘文
エコノミーとエコロジー(一九七六年) ……玉野井芳郎
マルクス主義フェミニズムの問題構制(抄)(一九九〇年) ……上野千鶴子

検‘本経済社会の特殊性 ――法人資本主義、日本文化論、大衆的富裕化
法人資本主義とはなにか(抄)(一九八四年) ……奥村 宏
文明比較の構造 ――ひとつの日本主義批判(抄)(一九八一年) ……西部 邁
エコノミー論(抄)(一九九四年) ……吉本隆明

后.哀蹇璽丱襪犯織哀蹇璽丱襦 宗愁察璽侫謄ーネット、格差、会社
セーフティーネットとは何か(一九九九年) ……金子 勝
格差の現状を検証する(抄)(二〇〇六年) ……橘木俊詔
ポスト産業資本主義における会社のあり方(抄)(二〇〇三年) ……岩井克人

此.櫂好隼駛楴腟繊中国と東アジア共同体
中国の“資本主義”をどう理解すべきか(抄)(二〇一二年) ……中谷 巌
資本主義の延命策でかえって苦しむアメリカ(抄)(二〇一四年) ……水野和夫
東アジアの未来(抄)(二〇〇一年) ……森嶋通夫

〈解説〉経済からみた国家と社会 ……西部 忠
採録作品一覧・著者略歴
神田さやこ 『塩とインド――市場・商人・イギリス東インド会社』 名古屋大学出版会、2017年1月

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目次

序 章 市場・商人・植民地統治
     1 本書の目的と分析視角
     2 先行研究の成果と課題
     3 本書の構成
     4 主要一次史料

 補論1 イギリスのインド統治と塩 —— 塩の政治化が抱える諸問題

  第吃堯‥譽ぅ鵐媛饉劼留専売制度と市場

第1章 インド財政と東部インドにおける塩専売
     はじめに
     1 EIC 統治期のインド財政
     2 塩専売制度の変遷 —— 1772〜1863年
     3 塩専売制度の基本構造 —— 高塩価政策期を中心に
     4 専売制度のなかの外国塩
     おわりに

 補論2 ベンガル製塩法

第2章 東部インド塩市場の再編
     はじめに
     1 地域市場圏の形成
     2 環ベンガル湾塩交易ネットワークの形成
     3 禁制塩市場の形成
     おわりに

第3章 専売制度の動揺
       —— 高塩価政策の行詰まりと禁制塩市場の拡大 (1820年代後半〜1836年)
     はじめに
     1 供給量統制策の破綻
     2 輸入圧力の高まりと市場の変化
     3 ベンガル製塩業の高コスト化
     おわりに

第4章 専売制度の終焉
       —— 燃料危機、嗜好、そしてリヴァプール塩流入 (1840年代〜1850年代)
     はじめに
     1 燃料市場の形成とベンガル製塩業の縮小
     2 東部インド塩市場におけるリヴァプール塩
     おわりに

  第局堯.戰鵐ル商家の世界

第5章 塩長者の誕生から 「塩バブル」 へ —— 1780年代〜1800年代
     はじめに
     1 競売の導入と新興商人層の台頭
     2 塩長者からカルカッタ・エリートへ
     3 投機的買付け人の登場
     おわりに

第6章 「塩バブル」 の崩壊とカルカッタ金融危機 —— 1810〜30年代前半
     はじめに
     1 塩価格の変動と投機
     2 ラム・モッリクの介入と1810年代〜20年代半ばの塩投機
     3 不正塩切手問題と1820年代後半のカルカッタ金融危機
     4 スキャンダル、その後 —— 1830年代前半の投機家
     おわりに

第7章 変化は地方市場から —— 地方商人の台頭
     はじめに
     1 地方市場における商人層の盛衰
     2 フゥグリ河畔からカルカッタへ —— 西部グループの商人
     3 シュンドルボンを抜けて —— 中部グループの商人
     4 ナラヨンゴンジを拠点に —— 東部グループの商人
     おわりに

第8章 市場の機能と商人、国家
     はじめに
     1 国家の市場への介入 —— その効果と限界
     2 市場システムの機能
     おわりに

第9章 塩商家の経営 —— 経営史的アプローチの試み
     はじめに
     1 商家経営の特徴とその管理
     2 商家経営と仲介者 —— 市場の分断を超えて
     3 商人の組織 —— 家族・カーストを超えて
     4 「家」 の名誉と 「商家」 の信用、そして商業からの撤退
     おわりに

終 章 塩市場の変容からみる移行期の東部インド
     1 本書のまとめ
     2 インド史における 「1830年」 —— 近世から近代へ
イサーク・イリイチ ルービン『マルクス貨幣論概説』竹永進訳、法政大学出版局、2016年12月

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目次

1 マルクス貨幣論概説 【イ・イ・ルービン】
  機.泪襯スにおける価値の理論と貨幣の理論
 [供蓮_瀛召良然性
 [掘蓮‐ι覆了藩儔礎佑噺魎慌礎佑里△い世量圭發侶覯未箸靴討硫瀛
 [検蓮_瀛召糧生
 [后蓮_瀛召斑蠑歸・社会的労働
 [此蓮_礎夕榲
     価値尺度とはなにか
 [察蓮[通手段
 [次蓮|濛貨幣

2 イ・イ・ルービンと草稿「マルクス貨幣論概説」 【エル・ヴァーシナ】

3 一九二二年から一九三一年までのルービン著作目録 【ヴァーシナ編、竹永補足】

4 関連資料

 ルービンシチナ 【W・ヘデラー】

 ルービンのマルクス貨幣理論解釈 【A・バルディレフ】

 ルービンの経済学史と西欧経済学者に対する批判 【G・ポキチェンコ】

 ルービン指導下のマルクス─エンゲルス研究所の経済学部門
  【G・ロキチャンスキー/R・ヘ ッカー】

 二度の逮捕のあいだ──イサーク・イ・ルービンの生涯と著作活動における知られざる期間
  【G・ロキチャンスキー】

 付録 一九三七年一一月二三日のイサーク・イリイチ・ルービンの証言

5 編訳者解説 イ・イ・ルービンの 「マルクス貨幣論概説」 【竹永 進】
 はじめに

1 マルクスの資本主義理論における貨幣論と価値論
  顱_礎溶澄奮祇癲砲伐瀛章澄奮祇癲砲隆慙
  髻 愡駛槝澄挧粗の特殊な理論的枠組み─「価値(貨幣)としての商品」
  鵝 愡駛槝澄挧粗章の構成(前半部分の価値規定論と後半部分の意味)

2 貨幣生成論と価値実体規定

3 価値尺度としての貨幣
  顱_礎夕榲戮販通手段、両者の関連
  髻 峅礎夕榲戮箸浪燭」

4 蓄蔵貨幣

索 引
菊池信輝 『日本型新自由主義とは何か――占領期改革からアベノミクスまで』 岩波現代全書、2016年12月

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目次

はじめに
第1章 戦時体制期における新自由主義
1 戦中期の欧米諸国における国家介入と反発
2 日本における統制期の新自由主義
第2章 戦後改革期における新自由主義
1 モンペルラン・ソサイエティの設立と欧州の戦後改革
2 日本の戦後改革と政府の介入
第3章 高度成長期における新自由主義
1 高度成長期の経済・社会政策における国家介入
2 革新陣営の福祉国家観
3 後期高度成長期における福祉国家政策と新自由主義
第4章 石油ショック後の低成長期における新自由主義
1 インフレと「国民春闘」
2 一九七五年の春闘と福祉国家追求路線からの転轍
3 「日本の自殺」と新自由主義
第5章 日本の経済大国化を実現した八〇年代の製造業主導型新自由主義
1 様々な改革構想と財政再建への収束
2 第二次臨時行政調査会と新自由主義
3 日本における「八〇年代型新自由主義」の転換
第6章 日本の低迷と英、米の勃興が見られた九〇年代の金融主導型新自由主義
1 「九〇年代型新自由主義」
2 「二〇〇〇年代型新自由主義」への転型
第7章 政府の介入なしに存続できない二〇〇〇年代の新自由主義
1 小泉内閣と新自由主義
2 格差と民意
3 民主党政権と新自由主義
第8章 アベノミクスと新自由主義
1 アベノミクスとは何か
2 アベノミクスの混迷と消費税増税の先送り
3 新自由主義と「新保守主義」の矛盾
おわりに

あとがき
畑山要介『倫理的市場の経済社会学――自生的秩序とフェアトレード』学文社、2016年11月

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目次

まえがき

序章 問題の所在

はじめに
1 倫理的市場の台頭
2 フェアトレードの「転換」
3 行為と秩序の連関
4 規範・諒解・共生
補論 予備的考察――経済社会学の基礎カテゴリー
(1)価値と交換(2)市場と競争(3)公正な取引(4)慣習律と制定律
結び

吃堯[冤的市場の理論

1章 自生的秩序としての倫理的市場
   ――「倫理的市場のパラドクス」の脱パラドクス化
はじめに
1 倫理的市場とは何か
2 倫理的市場のパラドクス
3 自生的秩序論の理論的認識
(1)メンガーの問い(2)ハイエクの自生的秩序論
4 主観主義
(1)シュッツによるパーソンズへの批判
(2)目的動機と理由動機
5 ルールに従うとはいかなることか
(1)パースペクティブの反射
(2)いかにしてルールは学習されるか
6 経済の社会的制御
(1)埋め込み概念と開放システム理論
(2)オートポイエティック・システム
(3)埋め込みから構造的カップリングへ
結び

2章 社会的経済と倫理的市場の分水嶺
   ――K.ポランニーとF.ハイエクの社会観をめぐって
はじめに
1 2つの「ホモ・エコノミクス批判」
2 ポランニーによる新古典派経済学批判とその射程
(1)市場経済の特殊性(2)人間の経済(3)機能的社会主義
3 ハイエクによる新古典派経済学批判とその射程
(1)均衡分析批判(2)市場と抽象的ルール(3)設計主義的合理主義批判
4 2つの社会観の分水嶺
(1)共通点と相違点の整理(2)ツリー型社会とリゾーム型社会
5 ハイエクの理論と倫理的市場
(1)「社会正義」批判 (2)ハイエクにおける利他の位置
結び
I部の結び

局堯.侫Д▲肇譟璽匹療彰

3章 フェアトレードの市場志向的転換――歴史的展開とその構造的背景
はじめに
1 フェアトレードの多層性
2 フェアトレードのルーツ
(1)慈善貿易 (2)開発貿易 (3)連帯貿易
3 市場経済に対する抵抗運動への発展
(1)自由市場への抵抗 (2)国際協会の設立
4 市場志向的転換とメインストリーム化
(1)市場志向の台頭 (2)カフェダイレクトの革新
5 転換の社会的背景
(1)ポスト福祉国家的社会編成とNPOの経営論的転回
(2)社会的企業と企業の社会的責任の台頭
6 認証ラベル制度とその影響
(1)認証ラベル制度の登場とその拡大
(2)2000年代におけるフェアトレードの普及
(3)日本のフェアトレード事情
結び

4章 認証ラベルの機能 ――経済と社会の構造的カップリング
はじめに
1 フェアトレード市場の形成
2 FLO認証の仕組み
3 FLO認証の基準
(1)一般基準 (2)商品別基準
4 認証制度による経済システムの自己規制
(1)企業の合理的選択としての認証取得 (2)経済と社会の構造的カップリング
5 市民規制の原理
(1)規制のプライバタゼーション (2)外部制御から内部制御へ
6 認証ラベル間競争とその意味
(1)レインフォレスト・アライアンス認証(2)競争を通じたルール
結び

5章 認証ラベル論争の分析と解釈――提携型フェアトレードと認証型フェアトレード
はじめに
1 論争の背景と経過
(1)論争のコンテクスト(2)認証ラベル論争への発展とその経過
2 提携型からの批判
(1)第1の論点――フェアトレードの普及に関する逆機能
(2)第2の論点――対価の享受の限定性
3 認証型からの応答
(1)第1の論点に対する応答――「社会の目」の内部化
(2)第2の論点に対する応答――機会の公正
4 論争をめぐる解釈
(1)市場と公正
(2)提携型の限界/認証型の限界
結び

敬堯[冤的市場の展開

6章 民衆交易事業の展開と現状――岐路に立つ提携型フェアトレード
はじめに
1 民衆交易の背景と問題意識
(1)途上国における構造的暴力への抵抗
(2)日本における市民的オルタナティブの実現
2 事業の形成と展開
(1)バランゴンバナナの輸入の開始
(2)事業の経過
(3)非営利活動としての民衆交易
3 民衆交易の条件
(1)ATJの商品販売経路とその消費者像
(2)生活クラブの社会観
4 個人化のなかの生協と民衆交易
(1)生協を取り巻く環境の変容
(2)変化のなかの民衆交易
5 岐路に立つオルタナティブ
結び

7章 People Treeのファッション化戦略
   ――社会的企業によるフェアトレードの意義
はじめに
1 サフィア・ミニーとPeople Tree
(1)チャリティではなくビジネスで
(2)People Treeの事業形成の過程
2 People Treeの戦略
(1)ファッションとしてのフェアトレード
(2)オピニオン・リーダーを通じた宣伝
(3)舞台としての消費社会
3 フェアトレード・ファッション
(1)影響力の不可欠性
(2)オルタナティブ・ヘドニズム
(3)ツリー型からリゾーム型へ
4 フェアトレード・ファッションの課題
(1)企業家とリスク
(2)リスクの請け負いの公正
結び

8章 倫理的消費の台頭
   ――自由選択を通じた公共社会の形成
はじめに
1 消費社会と倫理的消費
(1)消費社会批判と消費者運動
(2)消費者運動から倫理的消費へ
2 消費の脱物質主義的転回
(1)脱物質主義化論
(2)高度消費社会の特徴としての倫理的消費
3 倫理的消費者の特徴
(1)倫理的消費者像の分類
(2)自己実現欲求にもとづいた倫理的選択
4 フェアトレード商品の購入者層の分析
(1)フェアトレード商品の購入者の概要
(2)変数
(3)分析結果
結び

終章 倫理的市場の行方
はじめに
1 ニーズを通じた経済システムの制御
2 消費者主権の陥
3 目的合理性と価値合理性
4.ニーズからルールへ
結び
蝶名林 亮『倫理学は科学になれるのか――自然主義的メタ倫理説の擁護』勁草書房、2016年9月

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目次

第1章 現代メタ倫理学の見取り図
第2章 自然主義的道徳的実在論
第3章 自然主義のための説明的論証
第4章 ボイドによる「規範倫理理論による論証」の提案
第5章 理論論証の擁護
第6章 理論論証と非自然主義的な規範倫理理論
第7章 理論論証への反論(1)―経験的反論
第8章 理論論証への反論(2)―哲学的反論
第9章 自然主義のさらなる強固な擁護へむけて
川俣雅弘 『経済学史 (経済学教室) 』培風館、2016年10月

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目次

経済学史とは何か
重商主義とフィジオクラシー
スミスと経済学の成立
リカードの経済学
イギリス古典派経済学の展開:マルサスとミルの経済学
マルクス経済学
限界理論の先駆者と競争市場の理論
ジェヴォンズの経済学
ワルラスの一般均衡理論とローザンヌ学派
メンガーの経済学とオーストリア学派
マーシャルの経済分析とケンブリッジ学派
ケインズとマクロ経済学の展開
一般均衡理論の展開
社会的選択と厚生
ゲーム理論と現代経済学の潮流