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大内秀明 『ウィリアム・モリスのマルクス主義――アーツ&クラフツ運動の源流』 平凡社新書、2012年6月

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目次

序章 いま、なぜウィリアム・モリスなのか

第1章 モリスとアーツ&クラフツ運動
(世界で一番美しい村、イギリスのコッツウォルズ―モリスの自然と思想、
ヴィクトリア&アルバート博物館のグリーン・ダイニングルーム―モリスの芸術思想、
「芸術は労働における人間の喜びの表現である」)

第2章 モリスとマルクス、エンゲルス
(モリスが熟読した『資本論』―モリスとマルクスの接点を探る、
マルクス、エンゲルスとレーニン主義―パリ・コンミュンとプロレタリア独
モルガン『古代社会』とマルクスのザスーリチへの手紙
藻リスの『資本論』解説)

第3章 モリスの社会主義論―共同体主義への道
(『ユートピアだより:いこいの一時代―ユートピアン・ロマンスの章』
“News from Nowhere”の意味するもの
モリスの“共同体社会主義”)

第4章 現代に甦るモリスの“共同体社会主義”―東日本大震災と近代文明の大転換
(近代文明批判の先駆者、モリスと宮沢賢治
瓦礫の山と職人の復権
無縁社会を克服する“共同体社会主義”)
橋下努 『ロスト近代――資本主義の新たな駆動因』 弘文堂、2012年5月

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目次
はじめに 

第1章 近代・ポスト近代・ロスト近代
  0 はじめに  
  1 不可能性の時代?  
  2 「近代」の駆動因  
  3 「ポスト近代」の駆動因  
  4 「ロスト近代」の駆動因  
  5 自然の本来的価値を求めて  

第2章 ロスト近代 表層から深層へ
  0 はじめに  
  1 社会の新たな変動がはじまった  
  2 自己愛消費の終焉  
  3 情報無料化の時代  
  4 第三領域の失効  
  5 シンボリックに発見される「貧困」  
  6 象徴的「貧困」を克服するために  

第3章 格差社会論 ゼロ年代の中心
  0 はじめに  
  1 ゼロ年代の格差論を振り返る  
  2 論者たちのスタンスからみえてくるもの  
  3 高齢化ゆえの帰結 
  4 「ポスト近代」社会の成功ゆえの帰結  
    4−a 若年労働者問題  
    4−b 将来世代に希望を託す:子ども格差
  5 鈍化した経済ゆえの帰結  
    5−a 賃金の低下  
    5−b 成果主義と競争原理の導入  
    5−c 高学歴ノーリターン問題  
    5−d 既得権層への不満
  6 「ロスト近代」の視点で考える  
    6−a 可能性剥奪テーゼと物質的阻害テーゼ  
    6−b スーパーリッチと相対的貧困率

第4章 北欧型新自由主義の到来
  0 はじめに  
  1 新自由主義化によって成功した北欧諸国  
    1−a 大きな政府でも経済成長するようになってきた  
    1−b 北欧諸国の新自由主義化  
    1−c アンデルセン・モデルの収斂?   
    1−d 北欧を目指すならせめてアメリカ並みに?  
    1−e フィンランドの教育に学ぶ
  2 新自由主義の諸相  
    2−a 新自由主義の誤解を解く  
    2−b 新自由主義の諸類型  
    2−c 論争の収斂としての北欧型新自由主義
  3 ロスト近代の社会秩序  
    3−a 社会的包摂の変容  
    3−b 子供信託基金

第5章 ローマ・クラブ型恐慌への不安と希望
  0 はじめに  
  1 サブプライムは問題の本質ではない  
    1−a 「一〇〇年に一度」の嘘  
    1−b サブプライム問題がなくてもバブルは生じた
  2 新自由主義と新重商主義  
    2−a パニックは不均衡の累積化ではない  
    2−b 金融規制を求めるリバタリアニズム  
    2−c 新自由主義批判の虚実
  3 社会構造の理論  
    3−a ミンスキーの金融理論  
    3−b ルーマンのリスク論
  4 ローマ・クラブ型恐慌  
    4−a ローマ・クラブの報告  
    4−b 地球温暖化問題との比較  
    4−c 祝福を受けた不安

第6章 グローバル化の逆説
  0 はじめに  
  1 グローバリズムの歴史――過去二〇年間を振り返る  
    1−a 経済  
    1−b 社会運動  
    1−c 政治
  2 新自由主義の変容  

第7章 3・11大震災と原発事故を考える
  0 はじめに  
  1 文明の視点で考える  
    1−a 明治維新と文明開化  
    1−b 第二の敗戦  
    1−c 関東大震災  
    1−d 水俣病
  2 無責任の体制としての福島第一原発事故  
    2−a 原発事故の責任は誰にあるのか  
    2−b 「サブ政治」の落とし穴  
    2−c 原子力安全委員会の場合
  3 安楽の全体主義を超えて  
    3−a 原発のコストをめぐって  
    3−b 鉄腕アトム問題と現代の「悪」
第8章 グリーン・イノベーション論
  0 はじめに  
  1 原子力エネルギーからの脱却  
    1−a 長期的な成長の理念
    1−b 電力供給をめぐる思想的問題
  2 自然エネルギー導入をめぐる思想理念  
    2−a 第三次産業革命
    2−b 自律分散型の技術編成
    2−c コミュニティ(地方自治体)主導の必要性
    2−d 自律分散型社会のシナリオ
  3 自然エネルギー促進のための制度理念  
    3−a 税制の理念
    3−b 補助金の考え方
  4 国と地方の役割分担  
    4−a いくつかの先駆的事例
    4−b 政府と地方自治体の課題
    4−c 自然エネルギー導入の問題点

第9章 ロスト近代の原理
  0 はじめに  
  1 アリストテレス主義の拡張  
  2 バイオミミクリー  
  3 環境市民:新たなロマン主義の誕生  
  4 高貴な野生人としての環境市民  

  注  
  あとがき  
  文献  
  索引  
ジョン・メイナード・ケインズ 『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』 山形浩生 要約・翻訳、ポット出版、2011年11月

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目次

能書き 山形浩生

序文

第I巻:はじめに
 第1章 一般理論
 第2章 古典派経済学の想定
 第3章 有効需要の原理

第II巻:定義と考え方
 第4章 単位の選び方
 第5章 産出と雇用を決めるものとしての期待
 第6章 所得、貯蓄、投資の定義
 第7章 貯蓄、投資の意味をもっと考える

第III巻:消費性向
 第8章 消費性向: I. 客観的な要因
 第9章 消費性向: II. 主観的な要因
 第10章 限界消費性向と乗数(ケインズ的公共事業、お金を埋めて掘り返させろと主張する章)

第IV巻:投資をうながす
 第11章 資本の限界効率
 第12章 長期期待の状態(美人コンテストとアニマルスピリットが登場する章)
 第13章 金利の一般理論
 第14章 金利の古典理論
 第14章おまけ マーシャルやリカードの述べる金利とは
 第15章 流動性への心理的・ビジネス的なインセンティブ
 第16章 資本の性質についての見解あれこれ
 第17章 利子とお金の本質的な性質
 第18章 雇用の一般理論再訪

第V巻:賃金と価格
 第19章 賃金の変化
 第19章おまけ ピグー『失業の理論』について
 第20章 雇用関数
 第21章 価格の理論

第VI巻:一般理論が示唆するちょっとしたメモ
 第22章 ビジネスサイクル[景気循環]についてのメモ
 第23章 重商主義、高利貸し法、印紙式のお金、消費不足の理論についてのメモ
 第24章 結語:『一般理論』から導かれるはずの社会哲学について


解説 飯田泰之

訳編者解説 山形浩生
 1 ケインズってだれ?
 2 ケインズは『一般理論』で何をしようとしたのか?
  2.1 それまでの経済学とは:基本は放置プレイの古典派経済学
  2.2 不景気って何?
 3 一般理論の主張とその活用
  3.1 一般理論のキモ:財や労働の需要が、お金の需給に左右される!
  3.2 IS-LM理論
 4 ケインズ経済学の興亡
  4.1 ケインズ経済学黄金時代とその崩壊
  4.2 古典派経済学の逆襲
  4.3 ニューケインジアン
 5 リーマンショックとケインズの復活
 6 『一般理論』と経済学の未来
  6.1 ケインズのご利益とは
  6.2 経済学の未来?
 7 謝辞
ウォルター・バジョット 『ロンバード街』 久保恵美子訳、日経BP社、2011年1月

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目次

緒言
第1章 序論
第2章 ロンバード街の概観
第3章 ロンバード街が成立した経緯、および現在の形態に至った理由
第4章 金融市場における大蔵大臣の地位
第5章 ロンバード街における貨幣価値の決まり方
第6章 ロンバード街の活動が何度も大きく停滞する一方、ときおり極端に活性化するのはなぜか
第7章 イングランド銀行が、適切な銀行支払い準備の保有とその効果的管理という責務を、どのように果たしてきたかに関する詳細な解説
第8章 イングランド銀行の管理体制
第9章 株式銀行
第10章 個人銀行
第11章 手形仲買業者
第12章 イングランド銀行が保有すべき銀行支払い準備額を調整する原則
第13章 結論

解説 北村行伸
楠茂樹 『ハイエク主義の「企業の社会的責任」論』 勁草書房、2010年11月

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 目次
 
 まえがき

第1章 問題意識
 第1節 競争という視点から見た企業の社会的責任
 第2節 組織という視点から見た企業の社会的責任
 第3節 企業の社会的責任とは?
 第4節 課題の設定,分析視点及び手法及び構成

第2章 暗黙知としてのルール:ハイエク社会哲学におけるルールの知識論
 第1節 まえおき:思想展開における力点の変遷
 第2節 ハイエクのルール論
 第3節 ルールと知識:暗黙知としてのルール
 第4節 義務論と帰結主義

第3章 「開かれた社会」における企業の責任について考える
 第1節 利他的ルール形成とその合理性について
 第2節 フリードマン主義とハイエク主義
 第3節 企業の社会的責任論:ハイエク主義の展望
 第4節 リバタリアンによるハイエク主義批判

第4章 企業の社会的責任論の批判的検討
 第1節 企業の社会的責任をめぐる企業とそれ以外
 第2節 「企業はだれのものか」論争について
 第3節 「社会」的な「企業」
 第4節 「開かれた社会」の到達点:ハイエク主義から見えてくるハイエク主義の問題点
 第5節 我が国における動向と簡単な批評
 第6節 企業の社会的責任の出口

結語

あとがき
人名索引/事項索引
中野剛志編  『成長なき時代の「国家」を構想する――経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン』 ナカニシヤ出版、2010年11月
 
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目次
     序
      ――成長という限界  中野剛志

第I部 経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン  中野剛志
     
     一 はじめに
     二 リスクシナリオの設定
     三 経済成長と福利
     四 国内総生産から国民福利へ
     五 生産活動と福利
     六 経済政策を再定義する
     七 まとめ
     【Appendix 1】 政府の大きさに関する補論
     【Appendix 2】 政府の大きさと経済開放度に関する各国比較

第II部 「オルタナティヴ・ヴィジョン」の諸論点

     ■「豊かさの質」の論じ方
      ――諦観と楽観のあいだ  佐藤方宣
     ■低成長下の分配とオルタナティヴ・ヴィジョン  久米功一
     ■幸福・福利・効用  安藤 馨
     ■外国人労働者の受け入れは、日本社会にとってプラスかマイナスか  浦山聖子
     ■配慮の範囲としての国民  大屋雄裕
     ■共同体と徳  谷口功一
     ■「養子」と「隠居」
      ――明治日本におけるリア王の運命  河野有理
     ■オルタナティヴ・ヴィジョンはユートピアか
      ――地域産業政策の転換  黒籔 誠
     ■"生産性の政治"の意義と限界
      ――ハイエクとドラッカーのファシズム論をてがかりとして  山中 優
     ■なぜ私はベーシック・インカムに反対なのか  萱野稔人
     ■低成長時代のケインズ主義  柴山桂太
     ■ボーダーレス世界を疑う
      ――「国作り」という観点の再評価  施 光恒
     ■グローバル金融秩序と埋め込まれた自由主義
      ――「ポスト・アメリカ」の世界秩序構想に向けて  五野井郁夫・安高啓朗

第III部 討議「経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン」をめぐって
     中野剛志・松永和夫・松永明・大屋雄裕・萱野稔人・柴山桂太・谷口功一

     ・成長の意味を問い直す
     ・危機の時代だからこそ根源的な思考を
     ・政治哲学と日本の政治
     ・国家の問題にさかのぼって考える
     ・アメリカのヘゲモニーの終焉
     ・資本主義の新たなるステージ
     ・動揺する国民国家体制
     ・アメリカの覇権衰退の帰結は何か
     ・議論の枠組みの重要性
     ・権力の問題にきちんと向き合う
     ・成長こそ重要だという反論をどう捉えるか
     ・国家は経済にどう関与すべきか
     ・経済のロバストネスと共同体の役割
     ・国際的な競争と国内の国土保全を両立させる
     ・共同体の承認がコミュニケーション能力を育てる
     ・共同体概念を練り直す
     ・共同体の機能をいかに活用するか
     ・経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョンのために

     【討議を終えて】
       国家を問い直す  松永和夫
      「強靭な経済社会」の構築に向けて  松永 明
今後の予定
予定なし

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