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近刊・新刊情報 - 近刊カテゴリのエントリ

ピグー 『財政学』 本郷亮訳、名古屋大学出版会、2019/12/3/

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目次

凡 例

財政学[第3版](1947年)

   初版序文
   第2版序文
   第3版序文

    第喫圈^貳夢慙¬簑

  第1章 予備的考察(1〜4節)
  第2章 補償の原則(1〜21節)
  第3章 政府による非移転支出と移転支出(1〜9節)
  第4章 公営営利事業の資金調達(1〜9節)
  第5章 政府支出の範囲(1〜6節)
  第6章 財政上の公債の位置(戦時国債を除く)(1〜5節)

    第曲圈\ 収

  第1章 課税の原理(1〜8節)
  第2章 租税体系と租税式(1〜7節)
  第3章 租税式どうしの相互作用(1〜5節)
  第4章 最小犠牲の原理と課税の分配面(1〜10節)
  第5章 最小犠牲の原理と等所得集団への課税告知(1〜10節)
  第6章 分配面と告知面の結合(1〜5節)
  第7章 貯蓄がない場合の均等犠牲所得税の構造(1〜19節)
  第8章 市場の調整不全を是正するための租税と補助金(1〜6節)
  第9章 各種支出への差別課税(1〜25節)
  第10章 所得税と貯蓄(1〜7節)
  第11章 所得の源泉ごとの差別課税(1〜11節)
  第12章 投資所得に課税するか、財産に課税するか(1〜4節)
  第13章 相続税と投資所得税(1〜11節)
  第14章 土地の公共価値への課税(1〜8節)
  第15章 独占利潤への課税(1〜3節)
  第16章 偶発利得への課税(1〜11節)
  第17章 内国税の国際的影響(1〜4節)
  第18章 対人税による外国人への課税(1〜6節)
  第19章 賠償賦課と交換比率(交易条件)(1〜16節)
  第19章の覚書
  第20章 国際金本位制度下で賠償支払が物価に及ぼす影響(1〜5節)
  第21章 賠償受取国が賠償支払国から得る純歳入(1〜4節)
  第22章 輸入品ないし輸出品への一般的かつ均一率の従価税(1〜14節)
  第23章 保護関税(1〜6節)

    第景圈〆眄と雇用

  第1章 序 章
  第2章 総貨幣賃金と雇用の関係(貨幣賃金率の変化が総貨幣賃金に反作用を及ぼさない場合)(1〜11節)
  第3章 貨幣賃金率の変化が総貨幣賃金率に及ぼす反作用の含意(1〜6節)
  第4章 総貨幣賃金と総貨幣支出の関係(貨幣賃金率が一定の場合)(1〜13節)
  第5章 総貨幣支出と財政政策(1〜17節)
  第6章 雇用促進のために公的当局が総貨幣支出を増大させる主な方法(1〜4節)
  第7章 政府支出のタイミング(1〜5節)
  第8章 政府が不況期に在庫品を購入し、好況期にそれを販売すること
  第9章 景気動向に応じた社会保険料の調整
  第10章 不況期における雇用主への賃金補助(1〜4節)
  第11章 理論分析
  第12章 総貨幣賃金の一度限りの増大
  第13章 趨勢的変動(1〜7節)

善の問題(1908年)

J.M.ケインズ氏の『雇用、利子および貨幣の一般理論』(1936年)

古典派の定常状態(1943年)

 参考文献
 訳者解題
 訳者あとがき
 索 引
アマルティア・セン、バーナード・ウィリアムズ編 『功利主義をのりこえて:経済学と哲学の倫理』 後藤玲子監訳、ミネルヴァ書房、2019/11/12/

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目次 

はしがき


序章 功利主義をのりこえて(アマルティア・セン/バーナード・ウィリアムズ)

個人道徳と単一基準
公共選択と単一主権
厚生主義と帰結主義
情報と人格
効用と道徳的重要性
権利
功利主義の装置
還元
理想化
選好
選択と評価
抽象化
二層理論
多元主義と合理性
基本財と権利
功利主義をのりこえて


第1章 倫理学理論と功利主義( R・M・ヘア)


第2章 道徳性と合理的行動の理論(ジョン・C・ハルサニー)

 1 歴史的背景
 2 合理的行動の一般理論の一部門をなす倫理学
 3 道徳的価値判断のための等確率モデル
 4 功利主義理論の公理的正当化
 5 個人間効用比較
 6 フォン・ノイマン=モルゲンシュテルン効用関数の利用
 7 選好功利主義、快楽主義、理想的功利主義、不合理な選好の問題
 8 反社会的選好の除外
 9 規則功利主義vs .行為功利主義
 10 自由な私的選択の効用
 11 結論


第3章 功利主義の経済的な利用法(J・A・マーリース)
代替的な自己
個人間比較
平等
異質な個人
未解決の判断
手続きと結果
要約


第4章 功利主義、不確実性、情報(ピーター・J・ハモンド)
 1 序
 2 静学的功利主義──目標と制約
 3 権利とリベラリズム
 4 不確実性と期待事後社会厚生
 5 功利主義──事前と事後
 6 生命・身体を評価する
 7 不完備情報と誘因制約
 8 内生的情報
 9 結論──功利主義の限界  ?


第5章 契約主義と功利主義(T・M・スキャンロン)


第6章 善の多様性(チャールズ・テイラー)


第7章 道徳と慣習(スチュアート・ハンプシャー)


第8章 社会統合と基本財(ジョン・ロールズ)


第9章 功利主義的経済学者が抱える諸難題( フランク・ハーン)


  1 政策と帰結
  2 変化する選好
  3 不確実な帰結


第10章 功利主義、情報、権利(パーサ・ダスグプタ)

 1 分配の正義と個人の権利
 2 厚生経済学の基本定理
 3 情報の差別化と経済の分権化
 4 ハイエク教授──進歩と自由について
 5 権威と個人的裁量


第11章 酸っぱい葡萄──功利主義と、欲求の源泉(ヤン・エルスター)


第12章 自由と厚生(アイザック・レーヴィ )


第13章 どの記述のもとで(?フレデリック・シック)


第14章 学校に行くことの有用性は何か――?功利主義と権利論における教育の問題(エイミー・ガットマン) 

 1 幸福のための教育
 2 自由のための教育
 3 自由の社会的境界
 4 教育の中身──職業訓練的か、理論的か?


解説に代えて(後藤玲子)
監訳者あとがき
参考文献
人名・事項索引
スティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙 上: 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』 橘明美・坂田雪子訳、草思社、2019/12/18

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目次 

序文

第一部 啓蒙主義とは何か
人が生きる意味と、啓蒙主義の理念
啓蒙主義の理念は今こそ擁護を必要としている
啓蒙主義の理念は繰り返し語られねばならない

第一章 啓蒙のモットー「知る勇気をもて」
啓蒙とは何か。啓蒙主義とは何か
「理性」とは本来、交渉や駆け引きとは無縁のもの
「科学」による無知と迷信からの脱却
感覚をもつ者への共感が「ヒューマニズム」を支持する
啓蒙主義の「進歩」の理念とは何か
いかに富は創造され、「繁栄」が実現するか
「平和」は実現不可能なものではない

第二章 人間を理解する鍵「エントロピー」「進化」「情報」
人間を理解する第一の鍵「エントロピー」
人間を理解する第二の鍵「進化」
人間を理解する第三の鍵「情報」
三つの鍵で人類は呪術的世界観を葬った
認知力と規範・制度が、人間の不完全さを補う

第三章 西洋を二分する反啓蒙主義
西洋生まれの啓蒙主義を批判したのも西洋
現在もなお続くロマン主義による抵抗
所属する集合体の栄光を優先する人々
進歩あるいは平和を批判する衰退主義
科学批判による反啓蒙主義

第二部 進歩

第四章 世にはびこる進歩恐怖症
世界が良くなっていることを認めない人々
ニュースと認知バイアスが誤った悲観的世界観を生む
世界を正しく認識するには「数えること」が大事
前著『暴力の人類史』への反論の典型
過去の進歩の実績を認識することはなぜ重要か
悪いことを想像するほうが簡単なのはなぜか
知識人とメディアが過度な悲観論に傾く理由
事実、世界は目を瞠る進歩を遂げてきた

第五章 寿命は大きく延びている
平均寿命は世界的に延びている
乳幼児死亡率と妊産婦死亡率は著しく低下
長生きする人も増加、健康寿命も延びている
寿命が延びることに文句をつける人たち

第六章 健康の改善と医学の進歩
医学の進歩が一つずつ問題を解決してきた
疾病制圧の功労者たちを忘れてはならない
今も感染症根絶の努力が続けられている

第七章 人口が増えても食糧事情は改善
飢餓は長いあいだ当たり前の出来事だった
急激な人口増加でも飢餓率は減少した
科学技術の進歩がマルサス人口論を無効化した
農業の技術革新は不当に攻撃されている
二〇世紀の飢餓の最大要因は共産主義と政府の無策

第八章 富が増大し貧困は減少した
世界総生産は二〇〇年でほぼ一〇〇倍に
実は総生産の増大以上に我々は豊かになった
貧困からの大脱出を可能にした三大イノベーション
「極度の貧困」にある人の比率も絶対数も減少
「毛沢東の死」が象徴する三つの貧困削減要因
グローバル化が貧しかった国を豊かにした
科学技術の発展がより良い生活をより安く実現

第九章 不平等は本当の問題ではない
不平等は過度に注目され問題視されている
所得格差は幸福を左右する基本要素ではない
「不平等が悪を生む」という考えは間違っている
不平等と不公正を混同してはならない
経済発展に伴い格差はどう推移するか
二〇世紀以降の格差縮小の最大要因は戦争
資本主義経済の発展とともに社会移転は増えた
先進国の空洞化した中間層とエレファントカーブ
エレファントカーブは事態を過大に見せている
先進国の下位層・下位中間層も生活は向上した
「中間層の空洞化」という誤解が生じる理由
実はアメリカの貧困は撲滅されつつある
優先課題は経済成長、次はベーシック・インカム
所得格差は人類の後退の証拠ではない

第一〇章 環境問題は解決できる問題だ
環境問題の事実を科学的に認めることが必要
半宗教的イデオロギー「グリーニズム」の誤り
グリーニズムの黙示録的予言はすべてはずれた
さまざまな面で地球環境は改善されている
生活や生産活動の高密度化・脱物質化が重要
間違いなく憂慮すべき事態にある「気候変動」
気候変動予想に人々はどう反応してきたか
自己犠牲の精神ではこの問題が解決しない理由
解決のため途上国に犠牲を強いるのは間違い
世界の「脱炭素化」はこれまでも進んできた
「カーボンプライシング」が脱炭素化の第一の鍵
脱炭素化の第二の鍵は原子力発電
脱炭素化はエネルギー技術の進歩にかかっている
大気中の二酸化炭素を減少させるにはどうするか
「気候工学」の手法も条件付きでは使っていい
悲観的にならず解決する方法を模索し実行する

第一一章 世界はさらに平和になった
『暴力の人類史』刊行以降、暴力は増加したか
長期的な戦死率の減少傾向は続いている
多くの内戦が終結、難民数も虐殺規模も縮小
国際的商取引と国益重視が戦争を遠ざけた
戦争を違法とする国際合意の功績は大きい
ロマン主義的軍国主義の価値観から脱却
かつての軍国主義を勢いづけた反啓蒙主義

第一二章 世界はいかにして安全になったか
事件・事故を低減する努力は軽視されがち
「国家の統治」「商取引」は殺人を減少させる
「根本原因の解決なしに暴力減少は無理」の噓
「世界の殺人発生率を今後三〇年で半減」は可能
殺人発生率を半減させるための方法
自動車事故による死亡率は六〇年で六分の一に
歩行者の死亡事故も大きく減少してきた
火事・転落・溺死の減少率も非常に大きい
薬物過剰摂取事故による死者は増えている
かつて「進歩の代償」とされた労働災害も減少
地震・噴火・台風などの被害緩和策も効果発揮
事故も殺人も減らせる。その減少にもっと感謝を

第一三章 テロリズムへの過剰反応
テロの危険は非常に過大評価されている
テロによる死者の大半は内戦地域に集中している
テロの目的は注目を集めること。実際は無力だ
テロへの恐怖は、世界が安全である証しでもある

第一四章 民主化を進歩といえる理由
民主化を進歩の証しと見なせるのはなぜか
「世界の民主化は後退している」という悲観論の噓
選挙こそ民主主義の本質、というわけでもない
民主主義とは国民が非暴力的に政権を替えられること
国家による人権侵害は徐々に減っている
国家による究極の暴力行使、死刑の減少
アメリカにおいても死刑は消滅前夜にある

第一五章 偏見・差別の減少と平等の権利
平等の権利獲得の輝かしい歴史は忘れられがち
ネット検索の履歴データに表れた偏見減少の趨勢
アメリカのヘイトクライムは減少傾向にある
西洋以外の国々でも偏見と差別は減っている
現代化が進むと「解放的な価値観」が根づく
「先進国の価値観は保守化している」の噓
先進国以外の国々も価値観は解放的になった
アメリカでは子どもの虐待やいじめは減少
世界の児童労働の比率は減少、教育機会は拡大

原 注
佐々木隆治・志賀信夫編 『ベーシックインカムを問いなおす』 法律文化社、2019/10/18

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目次

はじめに

第I部 日本の現状とベーシックインカム
 第1章 労働の視点からみたベーシックインカム論―なぜ「AI+BI論」が危険なのか(今野晴貴)
 第2章 貧困問題とベーシックインカム(藤田孝典)
 第3章 ベーシックインカムはジェンダー平等の切り札か―「癒しの道具」にさせないために(竹信三恵子)
 第4章 財政とベーシックインカム(井手英策)

第II部 世界のベーシックインカム
 第5章 ドイツにおけるベーシックインカム(森 周子)
 第6章 フランスにおけるベーシックインカム(小澤裕香)
 第7章 スイスにおけるベーシックインカム(小谷英生)
 第8章 韓国におけるベーシックインカム(孔 栄鍾)

第III部 ベーシックインカム論再考
 第9章 ベーシックインカムと制度・政策(森 周子)
 第10章 ベーシックインカムと自由―貧困問題との関連から考える(志賀信夫)
 第11章 ベーシックインカムと資本主義(佐々木隆治)
中川辰洋 『テュルゴーとアダム・スミス 』日本経済評論社、2019/9/24

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目次

序章  本書の目標と篇別構成
第1章 ホイングの問題提起
第2章 テュルゴーの『諸省察』とスミス『国富論』の符合と異同
第3章 テュルゴー=スミスの交流の誤謬とミステリーと謎
終章  古典経済学の先駆者テュルゴーとイギリス古典派開祖スミス
付論  「資本」概念生成・成立再論
淵田 仁 『ルソーと方法』 法政大学出版局、2019年9月

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目次

はじめに
序論 方法をめぐる問い
 第一節 問題構成
  (a)方法への嫌悪とその不在、山師ルソー
  (b)ヴァンセンヌのイリュミナシオン、方法なき哲学者の起源
  (c)体系と方法
  (d)哲学と方法
  (e)本書の問い
 第二節 方法をめぐる諸解釈
  (a)発生論的/系譜的方法というイメージ
  (b)方法としての起源の探求
 第三節 本書における方法と限界
 第四節 論文構成

第一部 認識の方法

 問題設定
第一章 コンディヤックの分析的方法
 第一節 経験論と分析
 第二節 分析的方法の内実
 第三節 総合的方法と原理批判
 第四節 分析の諸問題
 第五節 自同性原理
第二章 ルソーの能力論
 第一節 ドン・デシャンに対するルソーの応答
 第二節 能力としての理性の位置
  (a)理性と能力
  (b)自由と自己改善能力
  (c)力能と能力
 第三節 飛躍の問題
第三章 分析への抵抗と批判
 第一節 『道徳書簡』第二書簡の文脈
 第二節 分析批判その一──内的感覚
  (a)原初的真理としての内的感覚
  (b)「自然の感覚」──モラリスト的痕跡
  (c)命題としての原初的真理
 第三節 分析批判その二──自同性原理への懐疑
 第四節 分析批判のひとつの起源──『化学教程』の一解釈

第二部 歴史の方法

 問題設定
第四章 「歴史家」の問題
 第一節 ルソーの凡庸な歴史観?
 第二節 『エミール』における歴史批判
 第三節 歴史家の条件──ルソーのトゥキディデス評価
 第四節 歴史家ルソーの二つの形象
第五章 『人間不平等起源論』における歴史記述
 第一節 起源の位相
  (a)問いの書き換え
  (b)「起源」概念──コンディヤック再訪
 第二節 『人間不平等起源論』における批判
  (a)先行者たちへの批判
  (b)自然状態と社会状態における断絶の問題
 第三節 自然状態の措定とその正当化の戦略
 第四節 歴史叙述の方法
第六章 自己の歴史の語り
 第一節 誤解の修正──「マルゼルブへの手紙」
 第二節 証拠の問題──『ボーモンへの手紙』
  (a)法廷の創設
  (b)「私のお決まりの方法」
 第三節 「すべてを語る」が要請するもの──『告白』

結論 山師とは誰か

  あとがき
  文献表
  事項索引
  人名索引
大河内 昌『美学イデオロギー―商業社会における想像力』名古屋大学出版会、2019/10/25

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目次

序 論
     本書の目的
     本書の構成
     本書の方法論

  第吃堯‘仔租学における美学

第1章 シャフツベリーにおける美学と批評
     情念という問題
     美と徳の同一化
     熱狂としての徳
     情念の規制
     洗練と批評
     美学と批評

第2章 趣味の政治学
      —— マンデヴィル、ハチソン、ケイムズ
     趣味とは何か
     マンデヴィルとイデオロギー
     ハチソンと徳の美学化
     ケイムズと神の摂理
     結 論

第3章 ヒュームの趣味論
     イギリス趣味論の政治的背景
     ヒュームの2つの顔
     趣味とは何か
    「趣味の規準について」
     正義と想像力
     政治と虚構
     想像力の統制

第4章 ヒュームの虚構論
     リアリズム小説という逆説
     虚構と現実の区別
     現実に内在する虚構
     ヒュームの虚構論とリアリズム小説

第5章 ヒューム、スミスと市場の美学
     社会理論と美学
     想像力の両面的地位 —— ヒュームの例
     想像力の両面的地位 —— スミスの例
    『国富論』における貨幣論
     商業社会と想像力

第6章 バークの崇高な政治学
      ——『崇高と美の起源』から『フランス革命の省察』へ
     美学と政治
     バークの崇高論
     バークのフランス革命論
     バークの反形而上学
     想像された身体
     政治の美学化

第7章 身体の「崇高な理論」
      —— マルサスの『人口論』における反美学主義
     身体の登場
     政治論争の中の『人口論』
     ゴドウィンの完成可能性
     限界としての身体
     統計学という修辞法
     人口という崇高な対象
    『人口論』と美学イデオロギー

第8章 市民社会と家庭
      —— メアリー・ウルストンクラフトの『女性の権利の擁護』
     フェミニズム、急進主義、反美学主義
     本質主義の批判
     階級と性の問題
     家庭と徳
     女子教育という問題
     社会契約と性的契約

  第局堯(験悗砲ける政治・法・商業

第9章 家庭小説の政治学
      —— リチャードソンの『パミラ』
     家庭小説と女性の徳
     女性の徳と交換価値
     愛の不随意性
     家庭小説の役割

第10章 徳と法のあいだ
      —— リチャードソンの『クラリッサ』
     女性的な徳
    『クラリッサ』における法と倫理
     道徳と想像力
    『クラリッサ』における法の介入

第11章 商業社会の英雄譚
      ——『序曲』におけるワーズワスの記憶術
     個人的叙事詩という逆説
     商業の問題
     過去の再記述
     文学の社会的使命

第12章 ワーズワスと崇高
     ピクチャレスクと崇高
     ワーズワスと崇高
     蛭取り老人における崇高と労働
     盲目の乞食
     乞食の「物語」と言語的崇高

第13章 『フランケンシュタイン』と言語的崇高
     アレゴリー化できないもの
    『フランケンシュタイン』と崇高美学
     18世紀イギリスの崇高美学
     言語がもたらす崇高
     言語的崇高と物質性の問題

第14章 コールリッジの『文学的自叙伝』
      —— 商業、文学、イデオロギー
     はじめに
    『文学的自叙伝』と断片性の問題
     読者と市場原理
     商業主義への批判
     象徴の役割
     ロマン主義のイデオロギー

第15章 コールリッジの政治的象徴主義
      ——『政治家必携』における修辞法とイデオロギー
     美学、政治、ロマン主義
     二項対立の機能不全
     象徴、時間、歴史
     政治学としての解釈学
     象徴の自己解体
     象徴と美学イデオロギー

第16章 国家を美学化するということ
      —— コールリッジの後期作品における文化理論の形成
     文化という問題
     美学化された国家
     コールリッジの商業観
     商業と文学
     国家の理念
     政治学としての解釈学

 あとがき
 注
 主要参考文献
 索 引
平田清明 『フランス古典経済学研究』 日本経済評論社、2019/10/7

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目次

第一部 フランス古典経済学の基本性格
序 言:フランス古典経済学の復位
第一論文:フランス古典経済学の理論的(基本)性格
ケネー『経済表』とシスモンディ『新原理』の理論的統一性
第二論文:再生産過程把握における生産資本循環の意義
古典経済学研究の理論的基準確定のために

第二部 ケネーにおける自然法思想と経済学 イギリス古典経済学(スミス)との関連において
第一論文:Aケネーにおける動物生理学と政治経済学
Bフィジオクラシィと経済科学
第二論文:AケネーとスミスI 『国富論』第四篇における「農業主義」批判をめぐって
BケネーとスミスII スミスの重農主義批判

第三部 シスモンディの再生産=蓄積論と分割地所有論 フランス古典経済学の独自的性格
第一論文:シスモンディ経済学の再検討 その再生産=蓄積論の基本構成をめぐって
第二論文:シスモンディの分割地所有論 経済学的ロマン主義の特徴づけに寄せて

補 論
Aスミスとシスモンディ B分割地所有と地代範疇 C分割地所有と土地価格